IC乗車券としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 23:41 UTC 版)
「交通系ICカード全国相互利用サービス」の記事における「IC乗車券としての利用」の解説
10カード(小児用も含む)のいずれかを持っている場合には、以下のエリアでICカード乗車券として、鉄道の改札機や路面電車・バスの乗降口に設置されているカードリーダーにタッチしてそのまま使用出来る。ほとんどのケースで残高の現金チャージも相互に利用可能となっている。普通運賃と別にIC運賃がある区間では、相互利用カードを使用してもIC運賃が適用される。一部のカードで実施しているポイントサービスおよびオートチャージには原則として当該カードエリア外では対応していない。また、PiTaPaで使用する場合はあらかじめカードに残高をチャージしておく必要がある(ICOCAの近畿圏エリアを除いてポストペイ利用は出来ない)。 それぞれのエリアは原則として独立しており、SuicaとPASMO、SUGOCAとはやかけんを除いて複数のICカードエリアをまたがった連続利用はできない(中間改札等での処理が必要になる)。2021年3月13日にJR系同士では初めてSuica・TOICA・ICOCAのエリアが連続するようになったが、エリアを跨いだ利用は在来線IC定期券及びSuica・TOICA・ICOCAで発行した新幹線定期券「FREX」「FREXパル」に限定される予定で、引き続きIC残高でのエリアまたぎ利用はできない。このように、IC残高でのエリアをまたぐ利用を行っていない理由として、鉄道ライターで都市交通史研究家の枝久保達也はPASMO導入時の経緯から推察して、エリアをまたぐ利用を認める前に様々なパターンの運賃検証テストを行う必要があり、これに要するコストが利用パターンや利用者数が限られるエリアまたぎ利用に見合わないのではないかと推察している。 PASMO参加事業者の中には交通系ICカード全国相互利用サービスに参加していない事業者があり、これらの事業者のエリアではPASMO・Suica以外のICカードは相互利用できない。 一部事業者(市や交通局など)が発売している福祉乗車証(ICカード化がされたもの)も、下記エリアであれば通常のICカード乗車券としての相互利用は可能であるが、割引適用エリアが規定されており、その外では割引適用はされない。切符にある(往復割引/学生割引/ジパング倶楽部)制度は使用できない。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}SF利用の際の1回の最高額はタッチでGo!新幹線での東京~盛岡間の運賃+自由席特急券を合わせて13,960円(年間同額)で、SFで移動可能距離と運賃のみでの最長かつ最高額は現在の時点で大回りしない場合で、浪江~松本の509.8Km運賃8,360円である(今後更新される可能性がある)。[要出典] 相互利用可能なエリア Kitacaエリア Suicaエリア - 各地域連携ICカード導入エリアを含む PASMOエリア - 関東鉄道(鉄道線)、千葉都市モノレールを除く(PASMO・Suicaのみ利用可能)。 TOICAエリア manacaエリア ICOCAエリア PiTaPaエリア SUGOCAエリア nimocaエリア はやかけんエリア 片利用可能なエリア これらのエリアでは10カードで利用できるが、逆にエリア向けに発行するカードでは10カードのエリアでは基本的に利用できない。 Suicaのシステムを介して利用可能なエリアSAPICAエリア(札幌市交通局など) icscaエリア(仙台市交通局など) odecaエリア(JR東日本のBRT) りゅーとエリア(新潟交通) ICOCAのシステムを介して利用可能なエリアPASPYエリア(広島県内民鉄・バス事業者) IruCaエリア(高松琴平電気鉄道など) SUGOCAのシステムを介して利用可能なエリアエヌタスTカードエリア(長崎自動車グループ) 熊本地域振興ICカード(くまモンのICカード)エリア(熊本県内民鉄・バス事業者)
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