BSでの中継放送について
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「大相撲中継」の記事における「BSでの中継放送について」の解説
1987年7月にNHK衛星第1テレビジョン(現NHK BS1)が独自編成を開始した際、総合テレビ・NHK衛星第2テレビジョンでの中継が行われる前の午前9時30分から11時、1時から3時すぎにかけて、序ノ口・序二段(それぞれ一部)・三段目・幕下下位の取組を放送したことがある。1987年9月からは初日、千秋楽のみ序ノ口から放送となった。その後BSの放送チャンネルを整理し独自の番組に切り替えた1989年7月から1991年11月までは17時(通常平日は14時)まで(概ね幕内下位力士まで)をBS2で中継(17時以後はハイビジョンの伝送実験(そのときも内容は大相撲中継)のため一般向けは中断。大相撲中継自体はBS1に移して放送していた)。放送開始から1991年11月場所までは初日と千秋楽、1992年1月場所から1994年11月場所までは初日のみ序ノ口から全取組を放送していた。 その後ハイビジョン伝送試験が発展解消した後の1992年1月の本場所からBS2の放送が18時まで拡大し、16時-18時はハイビジョン試験放送(2001年1月からNHKデジタル衛星ハイビジョン)・BS2・総合テレビの3波同時中継が2007年3月まで続いた。その後2011年1月まではBSはBS2のみで中継していたが、BSの大改正に伴いその場所(3月場所中止のため)を持ってBSでの放送は打ち切り(但し国会中継・大規模災害などやむをえない理由で中継できない場合、BS1で放送することがある)となり、幕下下位以下の力士のテレビ放送は、最終日の優勝決定戦がある場合を除きなくなっていたが大相撲ファンからNHKに、幕下力士や地元出身力士の取組を見たいとの要望が多数寄せられたため、2011年11月から総合テレビとのリレー中継という形でBS1のマルチ編成の102chで再開された。2017年5月より月曜日から金曜日までをハイビジョン画質の101ch、土・日・祝を標準画質の102chで放送。副音声は場内音声のみの放送となる。 2003年3月まで国会中継などでBS2で13時より放送できない場合はBS1に振り替えて13時より放送していたが、2003年5月以降はBS1では13時以降の放送はなく、15時以降に東京マーケット情報をL字で挟みながら放送されることとなり、幕下以下・十両の一部は放送されなくなった(2004年1月に初の放送例)。 2006年以降、それまで大相撲期間中は放送時間が短縮されていた『囲碁・将棋ジャーナル』が通常通りの放送となったため、土曜のみ開始時刻が13:28に繰り下げられた。2007年に放送された『関口知宏の中国鉄道大紀行・日めくり版〜最長片道ルート36000キロをゆく〜』の放送と重なった場所の平日は13:10からの放送となった。 一時期であるが、序ノ口・序二段・三段目・幕下下位のBS単独で放送する取組の中継に際しては元力士がリポーターを担当したことがあった。 2016年8月1日、地デジ難視聴対策放送を行っていたBS-17チャンネルでNHKが単独でスーパーハイビジョン試験放送を開始したのに伴い、同年11月から2017年7月まで8K解像にて独自のカメラアングルを使用し、夕方(主に幕内後半戦)の取り組みを生中継した。2018年12月1日のNHK BS8K開局後は22.2chのマルチ音響を使用し、2019年度以降は両国国技館で開催される1・5・9月場所を生中継。特集などは一切挿入されず、音声は場内音声のみとなる。2019年5月場所までは試験放送・本放送ともに毎日16時から18時までだったが、同年9月場所以降は土・日の放送開始が15時からになり、この日は前日の幕内の全取組をVTRで挿入した(2021年1月場所まで)。
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