98年度3組生徒、関係者・回想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 03:02 UTC 版)
「Another」の記事における「98年度3組生徒、関係者・回想」の解説
見崎鳴(みさき めい) 2年前に知り合った惣のことを気にかけている、高校生として生活しているが、頻繁に惣にアドバイスし、現象を止めるために動いている。合宿中に災厄をとめた核心をおぼえておらず、当時紛れ込んだ死者や自らが死に還そうと奔走したこともうっすらとした記憶でしか覚えていない。独特の雰囲気は変わらず、災厄に巻き込まれる3組を裏から支える中、見崎自身も己の過去に向き合うこととなる。 榊原恒一(さかきばら こういち) メキシコやアメリカなど父とともに海外を回っている。現象による記憶改竄を受けず、当時のことを覚えている。ノイズで乱れるも電話越しで惣に"死者を死に還す"ことが対処法と伝える。 赤沢泉美(あかざわ いずみ) 冒頭で98年度の死者として描かれるも、本作で対策係として復活する。災厄について語り合うなど想とは互いに心許せる存在。合宿で対立した見崎とは直接再会することになるも、見崎ともおおらかに会話するなど、98年度の合宿のようなトゲトゲした姿よりも、現状を冷静に客観視、職務を全うしている姿が目立つ。アニメ版の人気ゆえの逆輸入[要出典]だが、兄の設定はアニメ版とは異なるものとなっているため、彼女が対策係として名乗りを上げた理由は元より恒一への想いも反映されていない。しかし、漫画やアニメ版の終盤に描かれた鳴を死者と確信し襲いかかる場面をモチーフに鳴が泉美を死者であると暴いて襲う場面が描かれている。死に還された後も想の心の中で彼を助けている。 千曳辰二(ちびき たつじ) 1ヶ月近く休職するなど、長く災厄に関わることに疲労が出ていると思われる。中盤から3組の代行担任となり、久しぶりに災厄に直接巻き込まれることとなる。彼のファイルからは98年度の死者が誰であったかなどの記録さえも消えていた。 桜木ゆかり (さくらぎ ゆかり) 98年度最初の死者として認識されており、98年度の死者の中で詳細が最も多く語られた。 久保寺 98年度の担任、本編では教室で悲惨な死に方をしたことのみ語られる。 水野早苗(みずの さなえ) 市内病院のエレベーターで悲惨な死に方をしたことが触れられる。 望月優矢(もちづき ゆうや) 名前等は一切出てこない。彼の姉が働く店、イノヤを語る際に見崎が友人の店として語るのみである。 藤岡未咲(ふじおか みさき) 見崎が想に対して自身の家族関係を語る中で言及。 霧果(きりか) 見崎の母、冒頭からたびたび、惣が目撃することとなる。中盤で惣とも久々の会話を交わす。以前より少し明るくなっている。 天根(あまね) 工房Mの受付として惣を見崎の友人として快く迎える。前作より会話シーンが多い。 藤岡美都代(ふじおか みつよ) 娘、未咲の死でショックを受け、夫とも離婚。霧果の旦那で見崎の父の勧めで再婚してからは密かに見崎とも連絡をとっている。鳴の3つ下にあたる娘がいる。 三神怜子(みかみ れいこ) 98年度に紛れ込んだ死者であり、恒一の叔母。恒一と鳴によって死に還されたが、2001年では名前も含め一才言及されない。98年度の死者がだれであったかさえ記録から抹消されていて唯一、恒一のみが彼女との一連の出来事を覚えている形となっている。恒一が毎年お盆に帰省して墓参りをしている彼の"大切な人"として鳴が仄めかしているものの彼女自身はそれがかつて災厄に巻き込まれる形で副担任として関わった存在であることは覚えてはいない。アニメとは異なり、千曳も98年度の死者が誰であったかはわからないことになっている。
※この「98年度3組生徒、関係者・回想」の解説は、「Another」の解説の一部です。
「98年度3組生徒、関係者・回想」を含む「Another」の記事については、「Another」の概要を参照ください。
- 98年度3組生徒、関係者・回想のページへのリンク