98式特型指揮車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:03 UTC 版)
「機動警察パトレイバーの登場メカ」の記事における「98式特型指揮車」の解説
四菱自動車製。 97式レイバー指揮車同様、レイバーの行動を補佐して指示を与えるための車両で、指揮・バックアップ用の情報通信設備や電子機器、投光器、外部拡声器、ウインチといった装備を有する。97式指揮車と異なり小回りの効く小型バギータイプとなっており、このため運転座席は狭隘で、助手席には補助椅子程度の簡易装備しかなく、基本乗車定員は1名である(ただし、劇場版1のクライマックスでは本来の乗員である篠原遊馬の他、巨漢の山崎ひろみ含め3名が同乗している)。現場で必要とされる情報・指揮・機動の全機能を一人の乗員のもとに集約させるという思想で製作されているため、指揮担当者に負担はかかるものの現場での柔軟な対応が可能となっている。 劇場版1に99式大型特殊運搬車と並んで特車二課の新装備として登場し、以後のシリーズでは当初から特車二課第2小隊の制式装備となっている。 新OVA版の第15話「星から来た女」には夢の中の架空のものであるが、CLAT日本支部に配備された多数のバリエーションが登場している。隊員の足としても使用される「戦闘指揮車」、ミサイルを装備した「CLAT戦闘車」、そして50mmカノン砲を装備した駆逐装甲車「Jagd-kampf-wagen “Hefz-hound”」(通称「猟犬」)の三種である。本編中には画面を横切るだけでほとんど活躍しないが、特に「猟犬」は98式指揮車のシルエットはそのままに、旧ドイツ軍の軽駆逐戦車ヘッツァーを模したものとなっている。 実写作品である『THE NEXT GENERATION パトレイバー』では、フェレット装甲車が98式特型指揮車役として撮影に使用されている。
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