6つのノルウェーの山の歌とは? わかりやすく解説

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グリーグ:6つのノルウェーの山の歌

英語表記/番号出版情報
グリーグ:6つのノルウェーの山の歌6 Norske fjeldmelodier作曲年1875年  出版年1875年  初版出版地/出版社コペンハーゲン 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1  Springdans (Rustic Dance)1分00 No Image
2  Baadn-laat - Vuggevise (Lullaby)1分00 No Image
3  Springdans (Rustic Dance)0分30秒 No Image
4  Sjugur aa trollbrura - Folkevise (Popular Ditty)1分00 No Image
5  Halling0分30秒 No Image
6  Guten aa gjenta paa fjoshellen (The Lad and the Lass on the Barn Floor)1分30秒 No Image

作品解説

2007年11月 執筆者: 齊藤 紀子

 この作品は、《25ノルウェー民謡舞曲 作品17》と同様にノルウェー作曲家であり、オルガニスト民俗音楽収集家でもあったL. M. リンデマン1812-1887)の《古今ノルウェーの山のメロディー》から素材得て編み合わされた。1875年作曲されている。
 
 第1曲目は<ヌメダールからのスプリングダンス>。4分の3拍子生き生きとした性格を持つ舞曲である。右手明快なメロディーには、ワルツ思わせる形や8分音符連ねた左手伴奏添えられている。
 第2曲目は<ヴァルドレスからの子守歌>。素朴なメロディーは、テノール声部3度並進行や反進行をするさり気ないデュエット仕立てられている。この子守歌は、ノルウェー民謡の中で最もよく知られているものとされている。
 第3曲目は<ヴィニエからのスプリングダンス>。このスプリングダンスは、リディア旋法色合い和声づけされている。
 第4曲目は<シューグルとトロル花嫁>。これは、ハリングダールの民俗バラードである。その物語の大意は、「王は宮殿てっぺん据えられバルコニーから遥か地平線彼方眺めていた。おや、すぐそこの緑美し牧場を馬に乗ったシューグルがやって来るぞ。彼は、自分の命をトロルの彼女のために賭けている。」というものである冒頭和音基本形ではなく第2転回形あてがわれており、3声体ないしは4声体を主体として書かれている
 第5曲目は<オステルダーレンからのハリング>。このハリングは非常に活き活きとしている。保続和音の上駆け上がる音階前進力溢れ前打音始めとする装飾音施され、それらは曲全体散りばめられている。
 第6曲目は<千草小屋少年と少女>。グリーグは、この曲のオリジナルを既に、《2つのノルウェー民謡による即興曲》の第1曲目でも用いている。最初に歌い始め少年は、ガンガル歩き踊り)のリズムの特徴持っている。そして、低音のみならず、ないせにも保続音見られる一方少女歌い振りには、スプリンガルの活き活きとしたリズムあてがわれている。

Edvard Grieg “Klavierwerke 4” C. F. Peters 2000




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