2つのノルウェー民謡による即興曲とは? わかりやすく解説

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グリーグ:2つのノルウェー民謡による即興曲

英語表記/番号出版情報
グリーグ:2つのノルウェー民謡による即興曲Improvisata over to norske folkeviser  Op.29作曲年1878年  出版年1878年  初版出版地/出版社: Warmuth 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 アレグレット・コン・モト Allegretto con moto3分00 No Image
2 アンダンテ Andante4分30秒 No Image

作品解説

2007年11月 執筆者: 齊藤 紀子

 グリーグは、1878年生誕200年迎えようとしているノルウェー喜劇作家ルードヴィグ・ホルベルグ(1684-1754)の記念碑建立する計画加わった。この作品によって得た報酬はこの事業寄付されている。グリーグは、この曲の他に、ホルベルグの生誕記念した祭典のために《ホルベルグ組曲》や《カンタータ》を作曲している。

 この作品では、どちらの曲においても、テンポ緩やかな部分速い部分とが見られる。そのため、同じく故国民俗音楽から素材をとって作曲したリストハンガリー狂詩曲との関連指摘されている。
 第1曲目はアレグロ・コン・モート。レチタティーヴォ風のアルペジオ開始する。8分の6拍子部分になると、8分音符16休符16分音符8分音符と続くリズム特徴的である。続いて4分の3拍子のスプリンガルを思わせる部分が続く。ここでは、8分音符16休符16分音符と続くリズム特徴的である。スプリンガルとは、スプリングダンスと同じ意味を持つ、生き生きとしたノルウェー民族舞踊1種である。その後、3連音符支配的となる。ここでは、そのようなリズム中にヘミオらが生まれる。
 第2曲目アンダンティーノメロディーはまず、左右親指中心として歌われる。そして、その後メロディー音域上昇し上声歌われるうになる中間部プレストになる。ここでは、ノルウェー舞曲演奏する際に用い民俗楽器、ハルゲンダル・フィドルの音色思わせるスプリンガルが繰り広げられる(第1曲目参照のこと)。そして、へミオラが特徴的である。

Edvard Grieg “Klavierwerke 2” C. F. Peters 2000




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