むっつのバガテル【六つのバガテル】
読み方:むっつのばがてる
フンメル:6つのバガテル
ヒアネオ:6つのバガテル
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ヒアネオ:6つのバガテル | 6 Bagatelles | 作曲年: 1957-59年 |
ベートーヴェン:6つのバガテル
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ベートーヴェン:6つのバガテル | 6 Bagatellen Op.126 | 作曲年: 1823-24年 出版年: 1825年 初版出版地/出版社: Schott |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | ト長調 op.126-1 G-Dur | 3分00秒 | No Image |
2 | ト短調 op.126-2 g-Moll | 3分00秒 | No Image |
3 | 変ホ長調 op.126-3 Es-Dur | 2分30秒 | No Image |
4 | ロ短調 op.126-4 h-Moll | 4分00秒 | No Image |
5 | ト長調 op.126-5 G-Dur | 2分30秒 | No Image |
6 | 変ホ長調 op.126-6 Es-Dur | 4分30秒 | No Image |
作品解説
この作品には、異なる時期に書きつけられた3種類のスケッチと、浄書譜が存在する。これらは1823年から24年にかけて書かれたもので、同時期には『ディアベリのワルツによる変奏曲』が作曲されている。
6曲からならこのバガテルは、1曲目のスケッチの欄外に「小曲の連作Ciclus von Kleinigkeiten」と書き込まれていることから、通して演奏されることが意図されていたことがわかる。
全体は、ゆったりとしたテンポでアリオーソ風の楽想を中心とした楽曲と、急速なテンポによる楽曲とが交互に配置されており、このような配列は後期の弦楽四重奏曲(嬰ハ短調Op.131など)にみられる。また、第1・3曲の途中に挿入されるカデンツァ風の走句も、後期のピアノ曲に多数認められるものである(Op.110など)。
楽曲相互の調性関係は、第1曲ト長調から第2曲ト短調への同主調関係にはじまり、VI度調(長3度下)の第3曲変ホ長調、つづいて第4曲ロ短調は同主短調のVI度調(変ハ短調)の異名同音読み換え、第5曲ト長調はVI度調、そして終曲の変ホ長調は同主短調のVI度調と、ベートーヴェンが積極的に導入している上下3度の関係調とその異名同音読み換えによって関連づけられている。
シベリウス:6つのバガテル
サン=サーンス:6つのバガテル
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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サン=サーンス:6つのバガテル | Six bagatelles Op.3 | 作曲年: 1855年 出版年: 1856年 初版出版地/出版社: S.Richault, Durand |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | ポコ・ソステヌート Poco sostenuto | No Data | No Image |
2 | アレグロ・アニマート・クアージ Allegro animato quasi presto | No Data | No Image |
3 | ポコ・アダージョ Poco adagîo | No Data | No Image |
4 | モデラート・アッサイ Moderato assai | No Data | No Image |
5 | アレグロ・モルト Allegro molto | No Data | No Image |
6 | ポコ・ソステヌート・アダージョ Poco sostenuto - Adagîo | No Data | No Image |
作品解説
出版された最初のピアノ曲。1855年作。調性感覚を惑わすような神秘的な冒頭は終曲にも再現し、作品に統一性を持たせている。シューマンの影響が見られるが、19歳の時点でサン=サーンスの表現力は既に完成の域に達している。出版は1856年、S. Richault社から2分冊で。後に一括してIsidor Philippの校訂で、Durand社から再版(1885年)。
I. Poco sostenuto 2'00"
II. Allegro animato quasi presto 3'00"
III. Poco adagîo 3'00"
IV. Moderato assai 2'30"
V. Allegro molto 3'30"
VI. Poco sostenuto - Adagîo 4'30"
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