1958年–1965年: ビッグ・ヒット
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1950年代後期から1960年代中期にかけてロカビリーおよびロックンロールのスタイルの曲でポップ・チャートで大きな成功をおさめた。彼女の最大のヒットは『Jambalaya 』、『Sweet Nothin's 』(第4位。カントリー・ミュージシャンのロニー・セルフ作曲)、『乙女の青春(I Want to Be Wanted)』(第1位)、『オール・アローン・アム・アイ(All Alone Am I)』(第3位)、『Fool #1 』(第3位)である。またポップをベースにしたヒット曲には他に『That's All You Gotta Do 』(第6位)、『Emotions 』(第7位)、『You Can Depend on Me 』(第6位)、『Dum Dum 』(第4位)、1962年『Break It to Me Gently 』(第2位)、『Everybody Loves Me But You 』(第6位)、『As Usual 』(第12位)などがある。1960年の『That's All You Gotta Do 』から1962年の『オール・アローン・アム・アイ』まで『ビルボード』のホット100でトップ10に9曲連続ランクインし、女性歌手としてのこの記録は1986年にマドンナに破られるまで保持された。 リーのキャリアを通して最大のヒット曲はクリスマス曲であった。1958年、13歳の頃にプロデューサーのオウエン・ブラッドリーが『Rudolph the Red-Nosed Reindeer 』(ジーン・オートリー)、『A Holly Jolly Christmas 』(バール・アイヴス)など.カントリー歌手へのクリスマス曲で数々の成功をおさめていたジョニー・マークス作曲の新曲のレコーディングをリーに依頼した。ギターのパートはハンク・ガーランド、サックスのソロはナッシュビルのアイコンであったブーツ・ランドルフが担当し、7月に『Rockin' Around the Christmas Tree 』を収録した。11月にデッカはこのシングルを出版して5,000枚しか売れなかったが、1959年に再出版されるとヒットして最終的に500万枚売り上げた。 1960年、のちに彼女の代表曲となる『I'm Sorry 』を収録し、『ビルボード』のポップ・チャートで第1位となった。これが彼女の最初のゴールド・レコードとなり、グラミー賞にノミネートされた。カントリー曲としての出版ではなかったが、弦楽器およびレガートなハーモニーのバック・コーラスを用いたナッシュビル・サウンドの最初の最大のヒット曲となった。数か月後、『Rockin' Around the Christmas Tree 』が3度目の出版をし、売り上げは雪だるま式に伸びた。この曲は毎年12月になると流れ、のちの世代にもリーはこの曲で認知されている。 リーのポップ・チャートでの最後のトップ10シングルは1963年の『Losing You 』(第6位)であったが、1966年の『Coming on Strong 』、1964年の『Is It True 』など他のチャートに残り続けた。『Is It True 』はミッキー・モーストのプロデュースでギターにビッグ・ジム・サリヴァンおよびジミー・ペイジ、ドラムにボビー・グラハムが参加しイングランドのロンドンでレコーディングした唯一のヒット・シングルとなった(ただしスライド・ギターおよびバック・コーラスはナッシュビルで重ね撮りした)。ウエスト・ハンステッドにあるデッカ・レコードの第2スタジオで収録され、B面はレイ・チャールズの1959年の『What'd I Say? 』のカヴァーが収録されたがアメリカでは出版されていない。
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