19番目のカルテ 徳重晃の問診とは? わかりやすく解説

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19番目のカルテ 徳重晃の問診

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/01 21:14 UTC 版)

19番目のカルテ 徳重晃の問診
ジャンル 医療漫画
漫画
作者 富士屋カツヒト
出版社 コアミックス
掲載サイト ゼノン編集部
レーベル コミックぜにょん(連載)
ゼノンコミックス(単行本)
発表期間 2019年12月20日 -
巻数 既刊11巻(2025年6月現在)
ドラマ:19番目のカルテ
原作 富士屋カツヒト
脚本 坪田文
演出 青山貴洋、棚澤孝義、泉正英
音楽 桶狭間ありさ
製作 TBSスパークルTBS
放送局 TBS系列
放送期間 2025年7月13日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画テレビドラマ
ポータル 漫画テレビドラマ

19番目のカルテ 徳重晃の問診』(じゅうきゅうばんめのカルテ とくしげあきらのもんしん)は、富士屋カツヒトによる日本漫画作品。医療原案:川下剛史。

WEBコミックサイト『ゼノン編集部』(コアミックス)内の「コミックぜにょん」レーベルにて、2019年12月20日から連載中。

2025年7月から、TBS系列にてテレビドラマが放送中[1]

あらすじ

魚虎総合病院で勤務している滝野は、19番目に設置された総合診療科の徳重晃と出会う。

登場人物

徳重晃(とくしげ あきら)
魚虎総合病院に新設された総合診療科に勤務する総合診療医。男性。
少年時代、地域医療や離島医療に力を注ぐ医師・赤池登の存在を知り、その活動に感銘を受けて医療の道に進む決心をした。医科大学卒業後、金鳥総合病院にて臨床研修医として勤務。その後、離島・佑久島の診療所に赴任。島に常駐している赤池の下で医師としての心得をはじめ、広い視野を持って診療科の垣根に捉われることなく疾患を見極めるための経験を積み、多くを学ぶ。
総合診療医としての腕は確かなもので患者の訴える痛みや苦しみの原因を探るべく、生活習慣や環境、人間関係など多岐にわたる背景を問診で拾い上げることに長けている。
患者をはじめ、対峙する人に警戒心を抱かせない穏やかな表情と、何処か飄々とした物腰が特徴的。話している相手と意見や見解に相違があった場合でも一方的に否定せず、相手の意図することに耳を傾け洞察した上で改めて擦り合わせを行う。ただし、相手が命を軽んじている場合は語気を強めることがある。
趣味は街歩き。人を褒める時やテンションが上がった時などにサムズアップをする癖がある。
滝野みずき(たきの みずき)
整形外科の医師。女性。実直な性格で正義感が強く、意志の強さが窺える大きな瞳が印象的。溌溂とした行動力がある。
幼少期から柔道を嗜んでおり、小柄な体躯であるが大柄な成海科長を背負い投げ出来るほどの実力の持ち主。医科大学在学中は武道サークルに所属。サークル仲間の多くが整形外科専門医を志していたこともあり、滝野もそれに倣い整形外科の道に進んだ。
地方出身者であり、地元には病院の数が少ないことから「なんでも治せるお医者さんになりたい」と医大に進学した。卒業後、魚虎総合病院整形外科で2年の研修期間を経て勤務していたが、新設された総合診療科に赴任してきた徳重の的確な仕事を目の当たりにして衝撃を受ける。理想とする「なんでも治せるお医者さん」を目指し総合診療科に転科した。

書誌情報

テレビドラマ

19番目のカルテ
ジャンル 連続ドラマ
原作 富士屋カツヒト『19番目のカルテ 徳重晃の問診』
企画 益田千愛
構成 【編成】
吉藤芽衣
髙田脩
脚本 坪田文
演出 青山貴洋
棚澤孝義
泉正英
監修 生坂政臣(医療)
内倉淑男(医療)
出演者 松本潤
小芝風花
新田真剣佑
清水尋也
岡崎体育
池谷のぶえ
本多力
矢部太郎
松井遥南
カトウシンスケ
ファーストサマーウイカ
藤井隆
津田寛治
池田成志
生瀬勝久
木村佳乃
田中泯
音楽 桶狭間ありさ
エンディング あいみょん「いちについて」
国・地域 日本
言語 日本語
製作
プロデューサー 岩崎愛奈
相羽めぐみ(協力)
製作 TBSスパークル
TBS
放送
放送局 TBS系列
映像形式 文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式 ステレオ放送
解説放送
放送国・地域 日本
放送期間 2025年7月13日 -
放送時間 日曜 21:00 - 21:54
放送枠 日曜劇場
放送分 54分
公式サイト
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19番目のカルテ』のタイトルで、2025年7月13日からTBS系日曜劇場」枠で放送中[1]。主演は松本潤[1]

キャスト

主要人物

徳重晃(とくしげ あきら)
演 - 松本潤[1]
魚虎総合病院に新設された総合診療科に所属する総合診療医。
滝野みずき(たきの みずき)
演 - 小芝風花[4]
魚虎総合病院の整形外科の新米医師。

魚虎総合病院

東郷康二郎(とうごう こうじろう)
演 - 新田真剣佑[5]
外科医。
鹿山慶太(かやま けいた)
演 - 清水尋也[6]
内科医で、滝野の同期。
金山覚(かなやま さとし)
演 - カトウシンスケ[7](第2話 - )
救命救急医。
大須哲雄(おおす てつお)
演 - 岡崎体育[6]
麻酔科医。
豊橋亜希子(とよはし あきこ)
演 - 池谷のぶえ[6]
総合診療科に所属する看護師。
平手秀(ひらて しゅう)
演 - 本多力[6]
耳鼻咽喉科医。
天白龍馬(てんぱく りょうま)
演 - 矢部太郎[8]
精神科医。
瀬戸舞子(せと まいこ)
演 - 松井遥南[6]
看護師。
茶屋坂心(ちゃやさか こころ)
演 - ファーストサマーウイカ[6]
心臓血管外科医。
刈谷晋一(かりや しんいち)
演 - 藤井隆[9](第2話 - )
地域連携室に所属する医療ソーシャルワーカー。
成海辰也(なるみ たつや)
演 - 津田寛治[6]
整形外科科長。
東郷陸郎(とうごう ろくろう)
演 - 池田成志[6]
外科部長であり、康二郎の父。
北野栄吉(きたの えいきち)
演 - 生瀬勝久[6]
院長。
有松しおり(ありまつ しおり)
演 - 木村佳乃[5]
小児科医。

その他

赤池登(あかいけ のぼる)
演 - 田中泯[5]
徳重の恩師。日本の総合診療科設立に尽力してきた。

ゲスト

第1話
黒岩百々(くろいわ もも)
演 - 仲里依紗[10]
全身に走る激痛を訴え、魚虎総合病院整形外科を受診した女性。ドクターショッピングのように、いくつもの病院を受診し精密検査を受けているが異常が認められず、診断がつかないことから適切な治療を受けることが出来ずに苦しんでいた。徳重によって線維筋痛症であることが判明する。
横吹順一(よこぶき じゅんいち)
演 - 六平直政[10]
階段から転落して左足首を骨折し、入院中の居酒屋を営む男性。転落の原因は心筋梗塞の初期症状の痛みからであったが、整形外科ではその原因まで掘り下げることをしていなかった。
戸田勝久
演 - 羽谷勝太[11]
魚虎総合病院・心臓血管外科医。
上司、同僚
演 - 赤ペン瀧川[12]梅舟惟永[13]
黒岩百々の上司と同僚。
横吹の妻
演 - 山口智恵[14]
老婆
演 - 木村八重子[15]
「どこもかしこも痛い」とぼやくリハビリ患者。
整形外科医
演 - 田上ひろし[16]
黒岩百々の症状に診断がつけられないかかりつけ医。
警備員
演 - 数ヒロキ[17]
魚虎総合病院の警備員。
堀田義和
演 - 津田健次郎[18][注 1](第2話)
赤池登に密着したテレビ番組「探究人生」のナレーションをするアナウンサー。
第2話
岡崎咲(おかざき さく)
演 - 黒川晏慈[19](第1話)
先天性心疾患を抱え、在宅医療を続けている少年。誕生した時から有松が主治医を務めてきた。14歳の夏、インフルエンザに罹患したことがきっかけとなり容態が急変、心不全を引き起こし死亡した。
多忙な両親に代わり面倒を見てくれた兄・拓を心から信頼して成長した。素直な性格と明るい笑顔で周囲の人々から愛される少年であった。
岡崎拓(おかざき たく)
演 - 杉田雷麟[19](第1話)(幼少期:橋本則行[20]
咲の兄。17歳。4歳の時に弟・咲が生まれ「お兄ちゃん」になった。物心ついた頃から自身の感情を押し殺し、心臓疾患のある弟に常に寄り添って介護をするヤングケアラーになる。
誰よりも大切な弟を亡くした悲しみや喪失感と同時に、心の何処かで安堵している気持ちに戸惑いを覚えて自身を嫌悪し、葛藤する。
岡崎浩司
演 - 東根作寿英[19]
拓と咲の父。次男の手術費用や治療費が嵩むため仕事量を増やすが思うほど成果が出ず、更に無理がたたって腰痛を患う。また、病院の付き添いなど介護に費やす時間が十分に取れないことも妻と諍いを起こす原因となり険悪になる。2年前に離婚が成立、父子家庭となった。
咲が亡くなった半月後、18歳の誕生日を迎えた拓が「子どもの頃から行きたかった」というヒーローショーに二人で出かける。
拓の母
演 - 市原茉莉[21]
仕事と家事、介護、治療費や生活費の工面に追われる生活に疲れ、子どもたちを置いて家を出る。離婚成立後は子どもたちに会っていない。
患者
演 - 小峠英二バイきんぐ[22]
頭痛に悩み、総合診療科で問診を受ける患者。
店主
演 - 川守田政人[23]
岡崎兄弟行きつけのケーキ屋の店主。

スタッフ

放送日程

話数 放送日 サブタイトル[26] 演出 視聴率
第1話 7月13日 その医師が、人を、医療を、変えていく――
総合診療医を描く新医療ドラマ
青山貴洋 11.4%[27]
第2話 7月27日 ヒーローも、怪獣も、 11.6%[28]
平均視聴率 %(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)
TBS系 日曜劇場
前番組 番組名 次番組
キャスター
(2025年4月13日 - 6月15日)
19番目のカルテ
(2025年7月13日 - )
-

脚注

注釈

  1. ^ 声の出演

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 松本潤がキャリア30年目で初の医師役に 7月期TBS日曜劇場『19番目のカルテ』放送決定”. リアルサウンド映画部. blueprint (2025年5月19日). 2025年5月25日閲覧。
  2. ^ 19番目のカルテ 徳重晃の問診”. コアミックスマンガカタログ. コアミックス. 2025年5月27日閲覧。
  3. ^ 患者のすべてを診る、それが総合診療科「19番目のカルテ 徳重晃の問診」1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年5月27日). 2025年5月27日閲覧。
  4. ^ 小芝風花、松本潤主演ドラマ「19番目のカルテ」で正義感の強い新米医師に”. 映画ナタリー. ナターシャ (2025年6月4日). 2025年6月4日閲覧。
  5. ^ a b c “新田真剣佑、『19番目のカルテ』で初の医師役に挑戦 木村佳乃&田中泯の出演も決定”. リアルサウンド映画部. blueprint. 2025年6月12日. 2025年6月12日閲覧.
  6. ^ a b c d e f g h i “松本潤主演ドラマ「19番目のカルテ」に池谷のぶえ・本多力・池田成志・生瀬勝久ら出演”. ステージナタリー. ナターシャ. 2025年6月19日. 2025年6月24日閲覧.
  7. ^ Shinsuke Kato/カトウシンスケ [@shinbotch] (28 July 2025). “TBS日曜劇場「19番目のカルテ」 @19karte_tbs 第二話から出演いたしました! また出てくるかなっと思うので、金山覚、以後お見知り置きを〜👀どうぞ引き続きお楽しみください。”. Instagramより2025年7月29日閲覧.
  8. ^ “『19番目のカルテ』へ“転生” ファーストサマーウイカ×本多力×矢部太郎『光る君へ』ショット”. リアルサウンド. blueprint. 2025年7月16日. 2025年7月29日閲覧.
  9. ^ “『19番目のカルテ』サプライズ登場にネット歓喜「ビビった」「天職じゃん」【ネタバレあり】”. ORICON NEWS. oricon ME. 2025年7月27日. 2025年7月29日閲覧.
  10. ^ a b 「19番目のカルテ」患者役・仲里依紗の熱演に絶賛の声 松本潤との12年ぶり共演にも反響「2人とも立派に」【ネタバレあり】”. シネマトゥデイ (2025年7月13日). 2025年7月14日閲覧。
  11. ^ 羽谷勝太 Syota Hatani [@syotadayo_n]「この度TBS日曜劇場『19番目のカルテ』に心臓血管外科医 戸田勝久役として出演します。」2025年7月13日。X(旧Twitter)より2025年7月15日閲覧。
  12. ^ 赤ペン瀧川 [@akptakigawa]「明日、7月13日からスタートする「19番目のカルテ」の第一話に出演しております。」2025年7月12日。X(旧Twitter)より2025年7月15日閲覧。
  13. ^ 空(くう) [@ku_inc_official]「梅舟惟永が、本日、7月13日(日)よる9時スタートのTBS日曜劇場「19番目のカルテ」に出演致します。」2025年7月13日。X(旧Twitter)より2025年7月15日閲覧。
  14. ^ 新着情報 - 大判社
  15. ^ 木村八重子 - サイアン・インターナショナル
  16. ^ 田上ひろし - スーパーエキセントリックシアター
  17. ^ 数ヒロキ - オフィス・オーパ
  18. ^ “日曜劇場「19番目のカルテ」に朝ドラ「あんぱん」東海林編集長(ツダケン)声のみで出演!SNS「ぜいたくな」今後の登場を期待する人も”. イザ. 産経デジタル. 2025年7月14日. 2025年7月15日閲覧.
  19. ^ a b c “先天性の病を抱える弟を献身的に支える青年を杉田雷麟が熱演 支える側の思いに松本潤“徳重”が迫る<19番目のカルテ>”. WEBザテレビジョン. KADOKAWA. 2025年7月13日. 2025年7月15日閲覧.
  20. ^ テアトルアカデミー [@theatreacademy]「【黒川晏慈*橋本則行】日曜劇場 『19番目のカルテ』 第2話 #黒川晏慈 :岡崎咲役 #橋本則行 が出演!! 7月27日(日)21時からTBS系にて放送!」2025年7月27日。X(旧Twitter)より2025年7月29日閲覧。
  21. ^ 市原茉莉 - Emmu
  22. ^ “小峠英二が日曜劇場に出演も 監督からガチ説教→反省のキャラ変演技も最後にブチ込む”. デイリースポーツ. デイリースポーツ. 2025年7月22日. 2025年7月29日閲覧.
  23. ^ 中野笑店 [@nakanoshowten27]「7/27(日)よる9時 日曜劇場『#19番目のカルテ』第2話に川守田政人も出演しています」2025年7月26日。X(旧Twitter)より2025年7月29日閲覧。
  24. ^ a b “あいみょん、新曲「いちについて」が松本潤主演ドラマ『19番目のカルテ』主題歌に 初回放送で音源公開”. リアルサウンド音楽部. blueprint. 2025年7月3日. 2025年7月3日閲覧.
  25. ^ DOCTOR’S MAGAZINE 2025年2月号を発刊しました”. メディカル・プリンシプル社 公式サイト. メディカル・プリンシプル社 (2025年1月28日). 2025年7月26日閲覧。
  26. ^ 19番目のカルテ - U-NEXT
  27. ^ 松本潤主演「19番目のカルテ」初回11・4% 日曜劇場11作連続2桁発進 7月期ドラマ“嵐祭り””. スポニチ. スポーツニッポン新聞社 (2025年7月14日). 2025年7月14日閲覧。
  28. ^ 【19番目のカルテ】第2話視聴率は11・6%「まさか」患者役にネット仰天「マジで」「演技めっちゃいいやん」”. スポーツ報知 (2025年7月28日). 2025年7月28日閲覧。
  29. ^ TBS 7・20「選挙の日2025」放送 太田光が4回目TBS選挙特番「わかりやすく面白い番組に」”. スポニチ. スポーツニッポン新聞社 (2025年7月6日). 2025年7月14日閲覧。
  30. ^ 爆笑問題太田、TBS「選挙の日2025」SPキャスター 党首に直接取材”. お笑いナタリー. ナターシャ (2025年7月6日). 2025年7月14日閲覧。
  31. ^ 19番目のカルテ:第2話のあらすじ公開 杉田雷麟が出演へ 選挙特番のため放送は2週間後”. MANTANWEB (2025年7月13日). 2025年7月14日閲覧。

外部リンク

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