1400km級 超巨大母艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 15:51 UTC 版)
「ゼントラーディ軍の兵器」の記事における「1400km級 超巨大母艦」の解説
分岐艦隊の旗艦として使用される比較的大型の戦艦。銀河帝国分裂戦争の初期、兵器開発競争の最盛期に登場したクラスで、長期にわたる作戦行動を前提としているため、きわめて高い実用性と頑強さを備えている。冗長性のある設計によりダメージに強く、結果として艦齢の長いものが多く、実に15万周期を超えて運用中のものまで存在する。 テレビ版 劇中に登場するのは第67グリマル級分岐艦隊旗艦ノプティ・バガニス5631(V VI III I)、通称「ブリタイ艦」、艦齢57,000周期の「働き盛り」である。マクロスのダイダロス・アタックにより艦首に大穴が空けられて以降も問題なく運用され続けるなど、同クラス特有の頑強さをみせつける。 リン・ミンメイ作戦においてフルブス・バレンスの爆発に巻き込まれて小破、地表に不時着するが、損傷が軽微であったことから、修復され新統合宇宙軍一番艦として就役。マクロスに代わって新統合軍指揮下で地球防衛の主力となる。マクロスと同盟を結び、新統合軍との協力体制となったことで修理や改装が可能となり、第一次星間大戦後にはバルキリーの運用機能も追加搭載される。同時に艦内においても、コンパーメントルームの追加や、連絡通路内にはゼントラーディ人サイズの目線の高さに合わせた連絡通路、メインブリッジ内には地球人専用のコンソールパネル類が設置されるなど、マイクローンサイズの人間との協同運用を前提とした改装が施される。なお、この際に前述の艦首の大穴も修復される。 第30話ではバルキリーや空戦ポッドのほか、婦人士官用であるクァドラン・ローまで艦載機として搭載している。 ブリタイ艦以外の同型艦も多数新統合軍に所属、宇宙移民船団の護衛艦隊の主戦力としても活躍しており、『超時空要塞マクロス Flash Back 2012』において、地球を発進するメガロード-01に随伴するノプティ・バガニス級が描かれている(この艦はSDF-2の舷号につけてのブリタイ艦そのものの一説もある[要出典])。さらに後年の宇宙移民時代には、艦体自体にもさらに改良が加えられ、通信機能を強化、ステルス機能を追加したネオ・ノプティ・バガニスbis級が就役している。 劇場版 機能や性能的にはほぼテレビ版と同様だが、艦体が上下に割れて現れる超大型誘導集束ビーム砲を主砲として搭載しているため、火力は大幅に向上している。なお、本砲は機動要塞攻略用のもので、艦隊戦では使用されることはまずないとされる。
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