HS606【HS606】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7639号 |
登録年月日 | 1999年 11月 30日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | HS606 よみ:HS606 | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社北研 | |
品種登録者の住所 | 栃木県下都賀郡壬生町駅東町7番3号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井上貞行、鮎澤澄夫、枝克昌、山内隆弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の保存菌株どうしを交配して育成されたものであり,やや大葉,中肉の高温に発生しやすい不時栽培及び菌床栽培向き品種である。菌さんの形は平面が円形,側面が凸形,大きさはやや大,色はその他(茶),菌さんの厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は周縁,大きさは中,色は有である。菌しゅうの形は1型,色はその他(黄白),並び方は正常,幅は狭,密度は密である。菌柄の形は1型,長さはやや短,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は1.5~1.9,太さはやや細,色は有,肉質は硬,毛の多少及び毛の色は有である。子実体の発生時期(不時栽培)は夏秋,発生型は集中である。30℃での菌糸の生長速度は速である。乾物率は10~14%,子実体1個当たりの平均乾重は2.5~2.9g,収量性はやや多である。「北研600号」と比較して,りん皮の付着部位が周縁であること,菌柄の肉質が硬いこと,30℃での菌糸の生長が速いこと等で,「北研603号」と比較して,30℃における菌糸体の生長が速いこと等で区別性が認められる。なお,「北研600号」,「北研603号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に出願者の施設(栃木県下都賀郡)において,出願者の保存菌株(「北研57号」×「北研600号」)に出願者の保存菌株(千葉県産)を交配し,その菌株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「北研606号」であった。 |
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