HS607【HS607】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10748号 |
登録年月日 | 2002年 9月 30日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | HS607 よみ:HS607 | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社北研、野茂雄 | |
品種登録者の住所 | 栃木県下都賀郡壬生町駅東町7番3号、徳島県徳島市上八万町星河内875番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井上貞行、鮎澤澄夫、野茂雄、枝克昌、山内隆弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「北研600号」に「北研603号」を交配して育成されたものであり、菌さんがやや大葉、中肉質の不時栽培向き中温性品種である。菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや大、色は褐色、厚さ及び肉質は中である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は有である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅は狭、密度は密、色はクリーム色である。菌柄の形は1型、長さはやや長、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は中、太さは中、色あいは有、毛の有無及び色は有、肉質は中である。子実体の発生時期は秋春、発生型は集中、発生温度は中温、発生最盛期までの期間は短である。乾物率は10~15%、子実体1個当たりの平均乾重は2.5~3.0g、収量性は多である。「北研600号」と比較して、りん皮の付着部位が周縁であること、子実体の発生時期が秋春であること等であり、「北研603号」と比較して、菌柄が長いこと、子実体の発生最盛期までの期間が短いこと等で区別性が認められる。なお、「北研600号」及び「北研603号」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に出願者の施設(栃木県下都賀郡壬生町)において、「北研600号」に「北研603号」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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