麻雀ビル・雀荘東和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 03:22 UTC 版)
「哲也-雀聖と呼ばれた男」の記事における「麻雀ビル・雀荘東和」の解説
満州小僧(まんしゅうこぞう) 東和の雀ボーイ。小柄な老人。腹に大量の字牌を隠し持ってすり替えをしており、絶えずお喋りや駄洒落を連発して隠した牌の音を誤魔化していた。それを見抜いた哲也にナイフで服を裂かれ、隠していた字牌がばれて麻雀ビルを去る。 神保の葬式麻雀に参加。 モデルは、『牌の魔術師』収録作品『まんしゅうチビ』に登場する満州チビ。名前とキャラクター、そのストーリーは大幅に変更された。さいは、星野の作画により満州小僧は魅力のある人物になったと評され、「哲也が満州小僧の腹をナイフで切るところがかっこよかった」と述べている。 竹(たけ)、忠(ちゅう) 元宮大工で麻雀暦50年の高齢の老人コンビ。前職の経歴から「良質な木材を得るには木の心が読めないと駄目だ」ということを長年の蓄積で培い、それをフォームにして人の心が読める(実際には当然そう思うであろうことを言ったり、経験から相手の通しを見破っているだけ)。「時間ローズ」を利用して哲也、ダンチを苦しめる。その実力に一度は屈服しかかるも、彼らの演出する不自然さを見破った上で、逆手に取られ倍速、それ以上の時間ローズを繰り出されたことでその速さに追いつけず敗北する。 神保の葬式麻雀に参加。 東和店長 麻雀ビルの店長。信から多額の融資を借用し3階建ての麻雀ビルを建てた。客を食い物にする玄人が巣食っており、収入がほとんどないため信に借金を返せずにいたが、これは騙りで、実は信の借金を踏み倒すために玄人を雀ボーイとして雇っていた。印南からガン牌を教わったと言っているが、実際には面識すらない。また印南を馬鹿にした発言が哲也の怒りを買い、勝負を挑まれる。 超人的な記憶力の持ち主で、その記憶力は「円周率を三千桁分記憶できる」ほど。一度記憶した物は忘れないと豪語し、その能力を買われ、脳内に戦時中の陸軍研究所のデータを記憶していた。実力は印南以上と自負しているが、記憶力でこそ彼に勝るものの、勝負への覚悟では劣る。ある眼鏡のレンズで強い光に反射する溶剤を使ったガン牌で哲也とダンチを一人で翻弄するも、技を見破られ、失ってからは一方的に敗北する。なお、溶剤を使い続けた影響で、両手の指先の指紋は溶けてしまい無い。 敗北後、借金を返済しない店長の態度に業を煮やした信に「これから一生俺の為に働くか、今すぐ死ぬか」の二択を迫られ、それに抵抗した拍子に蝋燭の火が燃料に引火し麻雀ビルそのものが炎上した。その際、信に麻雀ビルを「嘘で固めた城」と蔑まされた上に、自身が記憶している陸軍の研究データをGHQに売買のネタにされ「ムシれるだけ」ムシられる破目になった。信に連れて行かれた後の消息は不明。
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