飛ノ台貝塚
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飛ノ台貝塚(とびのだいかいづか)は、千葉県船橋市海神に所在する縄文時代早期(約7000年前)の集落と貝塚を中心とする複合遺跡。1932年(昭和7年)に発見され、日本の考古学史上、初めて炉穴(煮炊きや燻製造りを行う調理施設)の遺構が検出されたことで注目された[1]。船橋市指定史跡[2]。
概要

1977年(昭和52年)から1993年(平成5年)にかけて4度にわたり行われた発掘調査により、縄文時代早期の集落跡のみならず、旧石器時代、古墳時代の遺構・遺物も検出された[3]。
1997年(平成9年)5月16日に船橋市の市指定史跡となり[2]、飛ノ台史跡公園として整備された。また、公園に隣接する船橋市飛ノ台史跡公園博物館には、出土遺物や遺構を再現したジオラマなどが展示されている[4]。
脚注
- ^ 船橋市 教育委員会文化課 文化財保護係 (2016年2月21日). “飛ノ台貝塚”. 船橋市. 2025年2月9日閲覧。
- ^ a b 船橋市 教育委員会文化課 文化財保護係 (2022年2月3日). “指定文化財”. 船橋市. 2025年2月9日閲覧。
- ^ 西川, 落合 & 木原 2011.
- ^ 東京遺跡散策会 2022, p. 55.
参考文献
- 西川, 博孝、落合, 章雄、木原, 高弘『船橋市飛ノ台貝塚』公益財団法人 千葉県教育振興財団文化財センター〈千葉県教育振興財団調査報告656〉、2011年3月18日。doi:10.24484/sitereports.132354。 NCID BB06087206 。
- 東京遺跡散策会「飛ノ台史跡公園博物館」『関東・甲信越日本の古代遺跡案内 : 旧石器~平安時代の歴史を紐解く』メイツユニバーサルコンテンツ、2022年4月30日、55頁。 ISBN 9784780426113。
関連項目
外部リンク
座標: 北緯35度42分37.6秒 東経139度58分28.2秒 / 北緯35.710444度 東経139.974500度
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