音楽ならびに作曲作品についてとは? わかりやすく解説

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音楽ならびに作曲作品について

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 17:35 UTC 版)

鈴木輝昭」の記事における「音楽ならびに作曲作品について」の解説

桐朋学園大学入学する以前に、ヴァイオリンクラリネットチェロピアノのための「ソナタ」で第46回日本音楽コンクール第1位を受賞。この作品が輝昭の公式のデビュー作だと思われる今日合唱界で幅広く活躍している輝昭であるが、大学時代においては日本合唱曲、あるいは調性音楽にあまり関心示していなかったという。だが、師である三善晃の「麦藁帽子」や「三つの抒情」などに接して考え改めた調性音楽は輝昭にとって、(音楽史の上での)「過去音楽」から、「むしろこれから本気になって開拓していける分野」に変化した。『ハーモニー』の「鈴木輝昭合唱作品リスト」に、最初に掲載されているオペラオリザのねがい」(1983年)は、「本格的に調性音楽書いた最初作品だという。 調性目覚めたとはいえそれまで興味示していた現代的な手法保持し続けた。輝昭は、合唱曲へ」(1992年)において、「交響的変容」(1985年)をはじめとして器楽作品試みられていた輝昭独自の手法「ひぐらしモティーフ」を、全面的に使用する第47回全日本合唱コンクール1994年)において、福島県立安積女子高等学校合唱団がこの曲をとりあげ金賞総合順位1位)を獲得この年を境に、鈴木作品コンクールとりあげ団体増加した審査員苦言コンクールの自由曲が「特定の作曲家」「一部作品コンクール勝てる曲)」に集中している)も多く合唱の本来あるべき姿問いただす声が上がっている。 緻密な書法や「ひぐらしモティーフ」などの斬新な手法で、近年は特に合唱曲分野で、中学生から一般合唱団まで幅広い世代からの支持受けている。全日本合唱コンクールNHK全国学校音楽コンクールの自由曲で選曲する学校が非常に多く、両コンクールの自由曲を委嘱する中学校高校も多い。 初期の作品四つ優しき歌においては、「師匠影響がたいへん濃い」と語っている輝昭も、合唱曲作曲家として、これまでの日本の作曲家があまり行っていないことに挑戦している。合唱曲テキストに、さまざまな外国語、それも英語やラテン語イタリア語だけでなく(そのレベルら行った作曲家少なくないだろう)、古代ギリシャ語古代ケルト語アイヌ語のような声楽曲としてはマイナーな言語採用するということである。輝昭によると、「日本語引力から離れたところでさまざまな音の形質探りたい」のだという。 合唱作品出版録音数多く行われる一方で器楽分野それほど知られてはいない。しかしながら、アール・レスピランに参加しており、数年1回ペース室内管弦楽曲発表している。室内楽では、打楽器を含む編成が多いのが特徴である。

※この「音楽ならびに作曲作品について」の解説は、「鈴木輝昭」の解説の一部です。
「音楽ならびに作曲作品について」を含む「鈴木輝昭」の記事については、「鈴木輝昭」の概要を参照ください。

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