音楽におけるエキストラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:45 UTC 版)
「エキストラ」の記事における「音楽におけるエキストラ」の解説
プロの楽団、とりわけ管弦楽団や吹奏楽団などではエキストラ出演が頻繁に行われている。その理由を大きく分けると、 本来のメンバーが急病等で出演できない場合。 頻繁に使われない楽器で(例:大太鼓、バスクラリネット)、楽団に常任のメンバーが居ない場合。 一管編成の楽団が、二管編成の楽曲を演奏する場合。 ぐらいである。つまり楽団の場合、特定の楽器が欠けると、音楽そのものが成り立たなくなる場合が少なくなく、それゆえ、エキストラも頻繁に起用される。よって、この場合のエキストラは上記の様な意味合いとは異なり、普通に重宝される存在なのだが、本来のきちんとした演奏要員として起用されるため、その分求められる責任も重い。 アマチュアの楽団などでは、人数に余裕が無い場合などに多くのエキストラが起用される。レベルアップを狙うため、音大生やセミプロの演奏者を起用する傾向がある。ギャラもあるが、良くて数千円程度。 プロの場では報酬(ギャラ)も役者のエキストラとは対照的であり、(エキストラ出演者次第だが)結構な額になることもある。実際にエキストラの収入で十分な生活ができる者も少なからず存在する。 主催者が堂々とした募集を行うことは皆無(但し、アマチュアでは多い)。プロダクションもごく少数である。概ね出演者の決定は、個人間の繋がりや同業の仲間、弟子といった場合が多い。
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