非対称性とは? わかりやすく解説

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非対称性


非相称《対称》「性」

【英】AsymmetryAsymmetric, Asymmetrical
読み方ひそうしょう《たいしょう》「せい」

形、大きさ位置左右対称でないこと。

非対称性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 15:30 UTC 版)

生体膜」の記事における「非対称性」の解説

脂質二重層は、外側小葉内側小葉2つの層で構成されている。二重膜を構成する成分は、2つの表面間で不均等分散され外面内面の非対称性を生み出している。このような非対称組織は、細胞シグナル伝達などの細胞機能にとって重要である。生体膜の非対称性は、膜の2つ小葉異な機能反映している。リン脂質二重膜流体モデル英語版)に見られるように、膜の外側小葉内側小葉は、その組成非対称である。特定の種のタンパク質脂質は、膜の一方表面だけに存在し、もう一方表面には存在しない原形質膜内膜両方に、細胞質ゾル面と細胞質外面がある。この配向方向性)は、細胞膜輸送の間も維持され小胞体ER)やゴルジ体内腔面したタンパク質脂質糖鎖は、原形質膜外面発現する真核細胞では、小胞体膜の細胞質面した部分結合した酵素によって、新しリン脂質作成される遊離脂肪酸基質とするこれらの酵素は、新しく作られすべてのリン脂質二重層の細胞質ゾル側の半分沈着させる。膜全体均一に成長するためには、新しリン脂質分子半分反対側の単分子層に移す必要がある。この移動は、フリッパーゼ英語版)と呼ばれる酵素によって触媒される。原形質膜では、フリッパーゼ特定のリン脂質選択的に移動させることで、それぞれの単層膜に異な種類リン脂質集中する。 ただし、選択的フリッパーゼを使うことは、脂質二重膜の非対称性を作り出す唯一の方法ではない。特に、動物細胞の中で最も顕著一貫した非対称分布を示す脂質である糖脂質については、異なメカニズム働いている。

※この「非対称性」の解説は、「生体膜」の解説の一部です。
「非対称性」を含む「生体膜」の記事については、「生体膜」の概要を参照ください。

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