非対立/異所性遺伝子変換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 18:17 UTC 版)
「遺伝子変換」の記事における「非対立/異所性遺伝子変換」の解説
組換えは減数分裂時だけでなく、DNA損傷によって引き起こされた二本鎖切断の修復機構としても起こる。二本鎖切断は通常は壊れた二本鎖の相同染色体ではなく姉妹染色分体を用いて修復されるため、対立遺伝子変換は生じない。また、組換えはゲノム上の異なる遺伝子座に存在する相同配列(パラログ配列)間でも生じることがあり、こうしたパラログ配列は以前の遺伝子重複の結果生じたものである場合がある。パラログ配列間で生じた遺伝子変換(異所性遺伝子変換、ectopic gene conversion)は、遺伝子ファミリーの協調進化(英語版)を担うと推測されている。
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