陽子と敵対した人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 07:39 UTC 版)
「十二国記の登場人物」の記事における「陽子と敵対した人々」の解説
舒栄(じょえい) 声 - 小山茉美 予王の妹、字は花麗(かれい)。即位後の姉を彼女なりに支えていたが、自分より容姿も頭脳も劣る姉が王となった事に対しては内心複雑な感情を抱いていた。姉が崩御した事で、彼女を王に至らしめた天の理に疑問と不満を抱いて偽王となり、同時に姉を死に追いやった景麒を憎み、塙王の援助の基、力尽くで景麒を従わせた。瑞兆が無い事から官吏が金波宮の門を閉ざしたため王宮に入れず、挙兵する。 アニメでは陽子が直接手を下した。遺体は王宮の庭に葬られた。ドラマCD「姉妹王」では、姉の即位から偽王として討たれるまでの経緯が、彼女の視点で語られている。 昇紘(しょうこう) 声 - 大川透 和州止水郷の郷長、氏名は籍恩(せきおん)。常識はずれに太った男で、酷吏の代名詞的存在。乗っていた馬車を止められたことに立腹し、清秀を轢き殺す。最後は民衆の叛乱によってその座を追われ、勅命により逮捕される。 アニメでは中肉中背の凛々しい容姿で、天意に疑問を抱く人物として描かれた。非道を積み重ねた自分が天によって罰せられない事を論拠に天意の存在を否定したが、王である陽子が自ら自身を捕らえに現れた事で天意の存在を認め、潔く投降する。 呀峰(がほう) 声 - 中田和宏 柴望の前の和州州侯。麦州出身。昇紘と共に酷吏の代名詞的存在と評される。予王の登極にあたって夏官長大司馬に命じられ、北韋郷黒亥県に封じられた。夏官長だった時代、政治に嫌気がさしていた予王に、堯天近くの予王の理想に適った小さな村と庭園を献じて、交通の要衝である和州侯の地位を得た。 奸智に長けた陰湿な男と言われ、悪名高いがなかなか尻尾を掴ませなかった。州の政に関しても酷薄で、和州侯として私腹を肥やし国法に違反した刑罰を施行し、和州から出る荷物に法外な通行税をかけたり、載からの難民を高待遇を喧伝して呼び寄せ酷使し、本来なら国庫から賄われるはずの資金を民から徴収するなど非道の限りを尽くしていた。和州の乱を機に勅命により逮捕される。 靖共(せいきょう) 声 - 佐々木誠二 浩瀚の前の慶国冢宰。官吏としては優秀だが、密かに私腹を肥やしていた。呀峰を糾弾するそぶりを装っていたが裏では繋がっており、自分に不都合な存在を弾圧させていた。昇紘・呀峰の黒幕として、和州の乱を機に勅命により逮捕される。 迅雷(じんらい) 桓魋の前の禁軍左将軍。和州の乱に際し靖共の命を受けて拓峰へ進軍するが、陽子に一喝され、勅命で靖共と呀峰を逮捕する。乱の後は、中将軍・右将軍ともども瑛州師に異動される。アニメ版では、自ら禁軍を辞職した。 小司馬 和州止水郷に属する、夏官府を統轄する武官。もとは一介の流賊だったが、かつて松塾を焼き討ちにした報酬として、官職を得る。 原作では陽子たちの会話で登場するのみだが、アニメ版では昇紘の片腕であり、浅野の面倒を見ていた。歯向かった浅野を殺した直後に、駆けつけた桓魋達によって討たれる。
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