閻魔の闘牌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 05:52 UTC 版)
「ワシズ -閻魔の闘牌-」の記事における「閻魔の闘牌」の解説
第2次世界大戦の時、特高の権中警視(現在の警視長)だった鷲巣は、その先見の明で太平洋戦争における日本の敗戦を予見して特高を辞職し、戦争犯罪人としての重刑を免れる。敗戦後の昭和20年代、日本を占領する連合軍(GHQ) 相手の高レート麻雀で鷲巣は資金を積み上げ、経営コンサルタント「共生」を設立する。特高時代の政財界の人脈を利用してインサイダー情報を入手し、各企業に適切なアドバイスを送り続けて、鷲巣は敏腕の経営コンサルタントとして数多くの企業の顧問に収まり、政府と企業のパイプ役としての地位を確立した。こうして一気に莫大な富を築きあげ、裏社会でも存在感を増していく。そんな中、政府から秘密裏に魔物退治の依頼を受ける。鷲巣は部下の隼と共に日本の石炭王がこもるという北海道の炭鉱に潜入する。だがそこでは負けた者は生きて炭鉱から出られないという恐怖の人間麻雀「龍神麻雀」が行なわれていた。鷲巣は龍神のイカサマを見抜き、無敗を誇る龍神軍団を撃破し、彼らが資産家たちから巻き上げて密かに蓄えていた金塊を手に入れる。 1949年、未だ日本は敗戦の傷跡を引き摺っていた。鷲巣はそんな中で近いうちに再び戦争が起きることを察知し、金に物を言わせて鉄屑を買いあさった。そんな時、鉄を輸送していた第一共生丸が海賊船に襲われたとの報告が入り、人質にとられた隼たちを救出するため鷲巣は自ら海賊退治に出向く。そして鷲巣は海賊と命を賭けたハンギング麻雀で勝負する。 時は流れ、ある日、鷲巣の下に1人の教授が訪れた。ツキの正体を解明できると豪語する教授に興味を惹かれた鷲巣は研究の資金と場所を提供する。それから2年後、教授の研究成果を確かめるため、鷲巣は隼と共に孤島に降り立ち、研究の最終実験として麻雀をうつことになるが、その相手として教授が用意したのは謎の寄生虫「黎明」に寄生されて驚運という能力に覚醒した美佐であった。 美佐との勝負を経て、いつものように高レートの麻雀勝負で多額の現金を得た鷲巣だが、その帰途にGHQから偽札所有の容疑で逮捕される。鷲巣は容疑を否認するが投獄される。しかし一緒に逮捕されていた隼は釈放された。その隼の下に以前共生を乗っ取ろうと鷲巣に挑んだ小柴が現れ、鷲巣が監獄六区という恐ろしい場所に投獄されたことを知る。
※この「閻魔の闘牌」の解説は、「ワシズ -閻魔の闘牌-」の解説の一部です。
「閻魔の闘牌」を含む「ワシズ -閻魔の闘牌-」の記事については、「ワシズ -閻魔の闘牌-」の概要を参照ください。
- 閻魔の闘牌のページへのリンク