鈴鹿国定公園
[御在所山]
滋賀・三重県境を南北に走る鈴鹿山脈の主要部である、御在所(ございしょ)山(1,212m)を主峰とする1,000m前後の山並みで、斜面は非対称であり、東の三重県側は急崖だが、西の滋賀県側はゆるやかである。石灰岩のある北部の藤原岳(1,140m)などには、カルスト地形や鍾乳洞もある。
本州が狭くくびれた位置に近いこの公園は植生の変化に富み、寒暖両系の種類が見られる。このうち、御在所山はシロヤシオやサラサドウダンなどツツジ類が多く、また、藤原岳や御池岳(おいけがだけ)(1,247m)の落葉広葉樹林内には、セツブンソウ、ニリンソウ、カタクリなど春植物の群落があって、春浅い時期の林床を明るく彩る。
鈴鹿国定公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 13:49 UTC 版)
鈴鹿国定公園 Suzuka Quasi-National Park |
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指定区域 | |
分類 | 国定公園 |
面積 | 29,821 ha[1] |
指定日 | 1968年7月22日[1] |
運営者 | 三重県、滋賀県 |
公式サイト | 鈴鹿国定公園 |
鈴鹿国定公園(すずかこくていこうえん)は、滋賀県・三重県の県境の鈴鹿山脈一帯からなる1968年(昭和43年)7月22日に指定された国定公園。
概要
降水量が非常に多いため、樹木の生育が著しく、標高700m付近になると日本海側で繁茂するブナやアカマツなどの混淆林も見られる。また、北部は石灰岩の地形が多い。南部東麓は花崗岩の地形が多いため、河川の浸食によって形成された渓谷が多く見られる。
中京圏の身近な行楽地として利用客が非常に多い公園である。三重県側の2003年(平成15年)の観光入込客数は320万1千人で、伊勢志摩国立公園・水郷県立自然公園に次いで観光客が多い[2]。
地理
面積
- 29,893ha
- 滋賀県域 - 17,184ha
- 三重県域 - 12,709ha
山
渓谷
観光スポット
関連市町村
滋賀県
三重県
交通
自動車
- 一般国道
鉄道
脚注
- ^ a b “広報すずか 2018年8月5日号” (PDF). 鈴鹿市. p. 2-5 (2018年8月5日). 2023年2月18日閲覧。
- ^ 三重県政策部統計室分析・情報グループ(2005)"217. 主要観光地別入込客数".『平成17年度刊三重県統計書』
- ^ 『御在所・霊仙・伊吹 2010年版 (山と高原地図 44)』昭文社、ISBN 978-4-398-75724-1
関連項目
外部リンク
- 鈴鹿国定公園 - 三重県農林水産部みどり共生推進課
- 三重県国立国定公園特設サイト 鈴鹿国定公園 - 三重県観光連盟
- 鈴鹿国定公園 - 東近江市市民環境部環境政策課
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