通り名・噂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 07:54 UTC 版)
「ドラゴンもまたいで通る」より「ドラまた」リナとも呼ばれている。その他、沢山の悪い意味での通り名を持ち、『魔竜王が、人間の魂を狩り集めるために人の姿に変化しており、ある程度ダメージを与えると、巨大な竜になる』、『本当の年齢は数百歳、巨城を一撃で粉砕できるほどの呪文を連打できる』、『五百年前に滅んだレティディウス公国の大魔道士で、本人は既に死んでいるのだが、その残留意思を封じられた黒いバンダナが持ち主を操っている』、『額から触角が伸びてハエを捕食する』、『口から怪光線を発射して悪人を一掃する』、等といった都市伝説もあちこちで囁かれている。さらに『命にかかわる危険な生物ベスト百』という本や『友達にしたくない人物ベスト10』というランキングに載っていたり、『巨大な体格と薄青い肌、額に生えた小さな角を前髪で常に隠しており月のない夜しか活動しない』(某国の諜報員による綿密な調査の結果)と最早人間扱いされていない場合も。果ては本人の知らないところで勝手に破壊神に祭り上げられ、『リナ・インバース神教』なる新興宗教が出来ていたほど。 もっとも、攻撃呪文で人を吹っ飛ばすのを軽いコミュニケーションと言い切り、怒るより先に、人に攻撃呪文や蹴りを放ち、柄の悪い人間を見れば喧嘩を売り、魔法実験で森を消し飛ばしたり、八つ当たりで近くの山やドラゴンに「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」をかまして地形を変えたり、自分のやった犯罪を人になすり付けたり、依頼料の少なさに腹を立てて「重破斬(ギガ・スレイブ)」を使い、世界を滅ぼしかけたりしているのでこうした噂が立つのもしかたのないことだが。本人も「根も葉もなくはない噂」と事実無根ではないことを認めているが「自覚すれども反省せず」と行動を改める気はまったくない。 こうしたことから悪人の間では名前が知れ渡っており、リナが名前を名乗ったとたんに泣いて謝ったり、必死に命乞いをしたり、あるいは恐怖からかいきなり棒読みお子様口調になった盗賊や、リナの名前を悪口に使って絶交された人間がいる。稀に本人がこの悪名の高さを利用して相手を威圧する場合もある。また、リナが仲を取り持とうとしたカップル達がことごとく通常の三倍近いスピードで破綻している為、ゼフィーリアでは、「赤い糸切りのリナ」と呼ばれ、縁切りエキスパートとして縁切り業界で名を馳せている。 地元であるゼフィーリアの魔道士協会からは、その能力と功績を認められており、名誉の証である「称号の服(ディグリー・ローブ)」と、その称号の色を贈られている。しかし、女の子だからかわいらしくという理由で称号は「桃色(ピンク)」でフリルつきの「称号の服(ディグリー・ローブ)」を贈られ、両親に笑いをかみ殺され、ルナに散々笑い飛ばされた事からトラウマとなっており、リナ自身にとっては触れて欲しくない過去となっている。 魔王の欠片2体、魔王の腹心2人、神官1人、将軍2人と多数の高位魔族に滅びるきっかけを与えた(あるいはリナ自身が倒した)人物であり、また魔王の腹心5人全員に会った最後の人物でもあり、同世代以降の魔道士からは「魔を滅する者(デモン・スレイヤー)」の二つ名で呼ばれる。魔族にすらもこの二つ名で呼ばれ、金色の魔王をその身に降ろした存在として恐れられており、徹底抗戦すべきと主張するものもいれば、戦力の減衰を恐れて放置すべきという意見に分かれている。覇王将軍ノーストからはこのような出来事は偶然ではなくそういう宿命の下に生まれたからではないかとも推測されている。
※この「通り名・噂」の解説は、「リナ=インバース」の解説の一部です。
「通り名・噂」を含む「リナ=インバース」の記事については、「リナ=インバース」の概要を参照ください。
- 通り名・噂のページへのリンク