迷子珍獣 ハネジロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:55 UTC 版)
「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事における「迷子珍獣 ハネジロー」の解説
第11話「幻の遊星」 - 第47話「さらばハネジロー」とビデオ版『ウルトラマンダイナ 帰ってきたハネジロー』に登場。 メラニー遊星に取り残されていた小型の宇宙生物。ダイナにメラニー遊星から連れ帰られた後は、オオトモ博士のTPC生物工学研究所に保護されるが、ネオザルスの一件の解決後、マスコット的存在としてスーパーGUTS司令室に居着く。名付け親はアスカ。理由は単純で、「羽が生えてるから」。鳴き声は「パムー」だが、小学2年生程度の知能を持つため少し言葉を覚えるようになり、終盤には自分のホームページ「パムパムネット」を持つようになる。生活習慣、飲食可能なものは人間とあまり変わらず、背中の羽根で飛行できるほか、記憶を映像化して投影したり、敵の弱点を透視したり、束縛された相手を解放する青色解放光線を発射したりすることができる。人懐っこい性格で、特に出会った際の経緯もあり、アスカと仲良くなる。攻撃本能をほとんど持たず、初めて出会った際、治療しようとしたアスカに一度噛みつくが、治療後に自分に噛まれて怪我をしたアスカの手をなめる。ナカジマには「よほど平和な星で育ったに違いない」と評される。アスカはモンスアーガーと戦おうとした際、ハネジローの目の前でダイナに変身したため、ダイナの正体を知ることになるが、アスカに優しく口止めされる。 実はファビラス星出身の怪獣で、ファビラス星人に守り神として崇められているムーキットという名前の悪意のない温厚な生物であり、ファビラス星人と再会し、デビルファビラスに変貌したファビラス星人Aがダイナに解放された後、彼らを導くべく宇宙へと旅立った。 OV作品『帰ってきたハネジロー』ではファビラス星人のメッセージを携えて地球へと帰還した。ピーナッツが大好物らしい。黄色い卵のようなカプセルに入れられた状態で地球に到着するが、ミジー星人たちに偶然拾われる。 声:河島順子 操演:原田克彦 デザインはバンダイによるものを黒岩和幸がクリーンアップした。造形物は操演用と吊り用の2種類が用いられた。第47話ではCGも多用している。 第11話の脚本での名称は「パム」であったが、商標登録の都合により変更された。 ハネジローとの別れは初期から想定されていた。当初はハネジローが戦争に利用されていたという展開が考えられていたが、多数のハネジローを登場させることはできないため、第47話の展開となった。また第47話の脚本を担当した川上英幸はその件において、「『戦争に利用されていた』という展開では子供には刺激が強すぎた」という考えを述べている。 第11話の監督・特技監督を担当した原田昌樹は、初登場時や第16話を除いてハネジローが多く活躍する話がなかなか作れなかったことについて無念の想いがあることを述べており、声の出演を務めた河島がスタッフとして関わっている回では極力ハネジローの出番を多く作るようにしていたことを明かしている。 『帰ってきたハネジロー』の時点では飛行用の人形しか残っていなかったため、マペットが新造された。
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