迷宮とアリアドネーの糸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 21:57 UTC 版)
「アリアドネー」の記事における「迷宮とアリアドネーの糸」の解説
アリアドネーはテーセウスに恋をし、彼女をアテーナイへと共に連れ帰り妻とすることを条件に援助を申し出た。テーセウスはこれに同意した。アリアドネーは工人ダイダロスの助言を受けて、迷宮(ラビュリントス)に入った後、無事に脱出するための方法として糸玉を彼にわたし、迷宮の入り口扉に糸を結び、糸玉を繰りつつ迷宮へと入って行くことを教えた。テーセウスは迷宮の一番端にミーノータウロスを見つけ、これを殺した。糸玉からの糸を伝って彼は無事、迷宮から脱出することができた。アリアドネーは彼とともにクレータを脱出した。 偽エラトステネースの異説によるとアリアドネーの冠はヘーパイストスの作品であり、インド産の宝石をふんだんに用いて制作されていたため、非常に光り輝き、その光でテーセウスは迷宮から出ることができたという。
※この「迷宮とアリアドネーの糸」の解説は、「アリアドネー」の解説の一部です。
「迷宮とアリアドネーの糸」を含む「アリアドネー」の記事については、「アリアドネー」の概要を参照ください。
- 迷宮とアリアドネーの糸のページへのリンク