近代の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 05:01 UTC 版)
近代に到っては、逆に、「病因学」が進展した事で起こってしまった病気も増えてきてしまった。これは、必要が無いのに、先回りして、病気の因果関係を封じ込めようとした、いわば、化学時代全盛期の20世紀に起きた「公害」に近い物で、科学過信から生じる、別の病気の事である。通常は、こういった事を「副作用」という言葉で、表現してしまっているが、当然!「副作用が、生じる事にも、因果関係が起こり、その副作用の病因学もある。」「近代」で多い医学の判断ミスや失敗の部分は、「病因学」を過信しすぎた結果、生じてくる判断ミスである。 「因果関係」という物がわかると、人間は、自ずと、その原因を無くせば、問題が全て解決してしまったような”錯覚”に陥る。ここで起きた医学の判断ミスの1つが、「無菌室」といわれる物であって、現在では、非常に危険なので、行なわない。例えば、子供が赤ん坊の状態から、ずっと「無菌室」に入れて育ったとすると、その赤ん坊は病気にはかからないかもしれない。しかし、それは!「無菌室のみでしか生きられない!」という非常に悲惨な状況を生み出す。つまり、無菌室で育てられた子供は、大人になってから、簡単な風邪のような物にかかっただけで死んでしまったり、花粉症になりやすくなったりする。(人為的に作られてしまった病気という結果になってしまっては、そもそもの医学の意味がない。)「因果関係」においては、病原菌が無ければ、病気にかからない事は1つの目安としてわかるが、実際の対応には、直結していかない所が、「病因学」の難しい部分である。 ここで、どの部分の「病因学」の知識が抜け落ちてしまったのか?というと、「人間の方の体の仕組み」についての理解である。病気との関連においては、「幼児期からの抗体の獲得」という行為が、「病気にかからない丈夫な体を作る」という事であって、これは逆説的に、子供の時代には、軽い病気にかかっておいた方が、その後の大人になってから、様々な病気に対抗できる強い体を獲得できる、という行為である。ここで、やっかいなのが「抗体の仕組み」の部分であって、「抗体」というのは、「体の中に取り込まれる物質に対して反応して、攻撃する能力」の事であって、仮に、「無菌室」で子供を育てて、何か病気が流行りそうな時にだけ、「ワクチン(弱らせた病原菌)」を投与する、という手法をとってしまうと、大きな副作用としての問題が生じる。(現代の医学や社会状況が、少し似た状況になっているので、とても危ない!)必要の無いのに、大量に人為的に「ワクチン(弱らせた病原菌)」を投与すると、「抗体」=「体の中に取り込まれる物質に対して反応して、攻撃する能力」が、大量に誤作動してしまう。人為的に作られた「ワクチン」は、病気にかかりづらくする為に、「多めに反応するように作られている」ので、社会的に、大量のワクチンを投与された、主に都心部の人間は、「花粉症」=「免疫過剰反応」にかかりやすくなる。「花粉症」=「免疫過剰反応」というのは、人為的に作られた「ワクチン」が、「多めに物質に反応するので、体の中に取り込まれた物質が、花粉であっても、それを、病原菌と体が勘違いして、攻撃してしまう副作用が起こる。」免疫抗体が、体の中に入った異物(本来は、基本的には、病原菌のみにしか反応しない)を攻撃しようとすると、その残骸の結果として、「鼻水」が出る。(「花粉」を「病原菌」と勘違いしてしまうほどに、多めに反応するように、人為的ワクチンを調整してあると、その被害は大きく、大変、苦しい花粉症の症状になってしまう!)これが、「花粉症」=「免疫過剰反応」の症状である。ちなみに、「人為的ワクチン」ではない物が、子供が幼児期などから外で遊んだりしていて、軽くかかる風邪のような症状の事で、本来は、こういった天然にある「ワクチン」効果を利用して、次第に、「子供は、病原菌に強い、病気に打ち勝てる体を獲得していく」といった、仕組みを利用した方が望ましい。このようにして、「花粉症」=「免疫過剰反応」というのは、人為的に作られた「公害」に近いような病気の事であるので、大量に、無意味に「ワクチン接種」を受けるのではなく、ある程度の判断が、ワクチン接種者には、ゆだねられているのである。 このようにして、「病因学」の歴史という物は、常にわからない状況に対して、1歩ずつ前進していって、「問題が解決しているように見えて、実際には、別の問題を生じてしまい、より状況がひどくなる場合も歴史の中では多く起きてきた」ので、人の命や病状に関わる事なので、日進月歩というよりも、「3歩歩いて2歩戻る」位の慎重さが必要な学問である。
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