近代の口米
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 08:27 UTC 版)
明治維新後も、しばらくは口米の徴収が続いていたが、地租改正に伴って地租の付加税として民費(後世の地方税にあたる)を徴収して地方行政機関の運営費に充てることとなり、口米は廃止されることとなった。 付加税としての口米はこの時点で廃止された。 だが、従来、小作人から口米を徴収していた地主の中には、在地慣行であるとして、納付先が存在しなくなったにも関わらず引き続き口米を徴収し続け、行き場を無くした口米をそのまま自己の得分としていた地域もあった。 このため、口米の徴収の廃止を求める小作人との間で小作争議が発生する一因となった。
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