近代の制度的学問としての文学研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/12 03:05 UTC 版)
「文芸学」の記事における「近代の制度的学問としての文学研究」の解説
学問の規定は対象による場合もあれば方法論による場合もある。文学は古来研究対象となってきたが、古い時代の研究はより古い時代の文学作品をよりよく読むことが主目的であり、文学研究は言語研究と一体化するものでもあった。近代に入り、学問が制度化するにつれて自己規定の必要に迫られたときに、ドイツではアウグスト・ベックがこれをフィロロギー(文献学、独: Philologie)としたが、これは国民文化全体の研究として文学研究よりも広い概念であった。そして以後ドイツでは、英語圏、ドイツ語圏、フランス語圏等の対象の領域ごとにフィロロギーを下位区分して、その下にさらに部分領域をつくる区分が主流であった。
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