近代の内蔵寮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 05:23 UTC 版)
内蔵寮は明治維新に伴う官制改革で一旦は廃止されるが、伊藤博文が進めた「宮中と政府の分離」方針に則り、宮中の会計を管掌する部局として復活することになる。 1884年(明治17年)4月21日、太政官達第33号によって宮内省に内蔵寮が設置された。長官は内蔵頭である。 1903年(明治36年)10月31日の官制改正(皇室令第3号)により、内蔵寮は「各会計の予算決算に関する事項」「御資会計及通常会計に関する事項」「特別会計に属する資金基金の保管出納に関する事項」「金庫に関する事項」などを管掌することと規定された。 内蔵寮は1947年(昭和22年)の宮内省廃止まで存続した。現在では宮内庁長官官房(皇室経済主管及び主計課・用度課)がその職務を引き継いでいる。
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