輪島塗
名称: | 輪島塗 |
ふりがな: | わじまぬり |
芸能工芸区分: | 工芸技術 |
種別: | 漆芸 |
認定区分: | 保持団体認定 |
指定年月日: | 1977.04.25(昭和52.04.25) |
解除年月日: | |
指定要件: | 一木地は、次のいずれかによること 1椀木地は、地元産の欅材であること 2指物木地は、地元産のあて材であること 3曲物木地は、地元産のあて材であること 4朴木地は、朴材であること 二 伝統的な製法と製作用具によること 1挽物は、横挽きであること 2接着部には刻苧づめを施すこと 3布着せには麻布を用いること 4下地には地元特産の地の粉を用い、箆付で一辺地、二辺地、三辺地を行い、各下地塗りごとに地縁引きを施すこと 5中塗り、小中塗り、上塗りを施すこと 三 天然の漆液を使用すること 四 加飾をする場合は、伝統的な沈金または蒔絵技法等によること 五 伝統的な輪島塗の作調、品格等の特質を保持すること |
備考: | |
解説文: | 輪島塗は、輪島特産の地【じ】の粉【こ】を用い、漆塗りのみでも三十工程に及ぶ入念な作業により、堅牢で漆独自の色彩光沢を発揮した美しい漆器を製作する技術として高く評価されている。文明八年(一四七六)の輪島市内の重蔵権現講堂の棟札に塗師の名が列記されていることから、当時すでに輪島の漆工業が発展していたことが知られる。輪島における漆器生産の拡大は、次第に生産体制を分業化におしすすめ、江戸時代にすでに六職に分れていた。現在、輪島塗の技術者は、木地部門で椀木地【わんきじ】・曲物【まげもの】・指物【さしもの】・朴木地【ほおきじ】の四職に、髪漆【きゆうしつ】部門で塗師【ぬし】・蠟色【ろいろ】の二職、加飾部門では沈金【ちんきん】・蒔絵【まきえ】の二職、計八職に分業している。 |
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