きょう‐じゅう〔キヤウヂユウ〕【▽軽重】
けい‐じゅう〔‐ヂユウ〕【軽重】
読み方:けいじゅう
1 「けいちょう(軽重)」に同じ。
「其九人の中に—愛憎と云うことは真実一寸ともない」〈福沢・福翁自伝〉
2 音声の高低。抑揚。日本古来の韻学では、清音で始まる音を「軽」、濁音で始まる音を「重」とし、前者は高く始まり、後者は低く始まるとしている。きょうじゅう。
けい‐ちょう【軽重】
軽重
出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 13:37 UTC 版)
名詞
- (汎用的に)質量が軽いことと重いこと。
- 負担が軽いことと重いこと。
- 価値や意義が軽いことと重いこと。又、軽んじることと重んじること。
- 程度や優先順位が軽いことと重いこと。無視して好いことと無視できないこと。些細と重要。軽微と重大。
- 評価すること。
用法
逆の意味を示す漢字二字を組み合わせた熟語を作る際、通常は「高低」「長短」「深浅」「親疎」「濃淡」というように大きい方を先にして小さい方を後にするが、「軽重」「陰陽」「貧富」の3つは例外で、小さい方(軽、陰、貧)が先で大きい方(重、陽、富)が後になる。
但し、「甲を重んじて、乙を軽んじる」という熟語を作る際には、同義語の「貴賎」と同じく、「重甲軽乙」という順序になる(例:重義軽利)(これは中国語でも同様。中国語の例:重男輕女)。
成句
類義語
翻訳
- (質量が軽いことと重いこと)heavy and light
- (価値や意義が軽いことと重いこと)meaningful and meaningless
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