車両検修場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 07:58 UTC 版)
浅草線の終点である西馬込駅は相対式ホームで、そのまま川崎方向へ直進すると2本が留置線となっている。その途中の分岐器(ポイント)に車両基地への単線の引き込み線があり、勾配を上がって車両検修場西側の高架橋(どどめき橋)の下で地上部に出る。さらにそのまま直進して国道1号(第二京浜)線沿いで引き上げ線となり、池上二丁目交差点より少し川崎よりの地点で、折り返して検修場へ入庫する。これは敷地の都合上、本線と検修場の往復には一旦前後を変えなければ入出庫ができない構造のためである。近くには、大田区立池上梅園や、池上本門寺、1702年に現在地に移築された五重塔がある。 検修場内は西側に検車場建屋があり、建屋側より レールセンター線・車輪転削線・検査1番線 - 5番線(検車場建屋) 洗浄1番・洗浄2番線。洗浄台、自動洗浄機あり 留置1番 - 7番線 1区と2区に分かれており、8両編成を2本留置(縦列留置)が可能 試運転線架線昇降装置とリアクションプレートがあり、浅草線車両と大江戸線両方が走行可能な線である架線昇降装置とは浅草線車両と大江戸線車両とでは架線の高さが異なるため、両線に対応できるよう架線の高さが変更できる設備である その東側に新設された車両工場がある。その隣には馬込総合庁舎(地上5階建、2001年9月竣工)と作業用車両の留置線がある なお、当初は留置線は1番 - 12番線まであり、8両編成を縦列に置くことで8両編成24本(192両)が収容可能であった。車両増備時には拡張工事によって13番 - 22番留置線を設けることで既設線を含め最大8両編成34本(272両)まで収容することを考慮していた。
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