赤木家
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「風の市兵衛シリーズの登場人物」の記事における「赤木家」の解説
赤木 理緒(あかぎ りお) 赤木軒春の娘で27歳。14年前に父を失った後、祖父母が相次いで亡くなり母親も病の果てに入水してしまう。そして、黒川から宗秀が父の敵と聞かされ、仇討ちのために20歳の時に弟と共に故郷を出奔した。3年前に江戸に出てくると、生活のために御所(御旅町)の岡場所「藤田屋」に身を売り、人気女郎となった。宰領屋に仇討ちの助っ人斡旋を依頼したことで、市兵衞が一連の事件に関わることになる。 客として訪れた中馬に斬られるが、とどめを刺される前に良一郎が簪を投げてくれたために致命傷には至らず、宗秀の手当により一命を取り留めた。 事件解決後、下伊那藩が金を出して身請けされ、上屋敷での静養の後に国元で奥女中となり、赤木家が再興された暁には養子を迎えるということになった。 赤木 賢右衛門(あかぎ けんえもん) 軒春の息子で美緒の弟。21歳。江戸に出てきて良一郎らと知り合った。姉とは別に六軒堀町甚九郎店に住んでいる。姉と違って仇討ちに意味を見いだせないでいた。秘帖を探しに長屋に忍び込んだ中馬に殺されてしまう。 赤木 軒春(あかぎ けんしゅん) 下伊那藩の元勘定奉行。特産の紙の売買を取り仕切る紙問屋仲間を作ろうとした。その施策の実態は、森を筆頭とする一握りの紙商人に商権を独占させるものであり、藩内や隣接する天領の紙漉き業者、仲仕、仲買人、問屋に加わっていない紙商人らの不満を買う。宗秀ら若い藩士たちも、「天竜組」という政の勉強会を作って軒春の政策を批判した。 ある時、軒春は何者かによって斬殺される。また、森らの屋敷への打ち壊しが起こったことで、事は公儀にも知られることとなり、厳しい沙汰を恐れた藩は重役を刷新すると共に赤木家を改易としたが、公儀からは紙問屋廃止や徴収した手数料の弁済などなど厳しい処分を受けることとなった。 生前、表に出せない交際の内容を詳しく記した帳面、「科野秘帖」を作成しており、その中には黒川の名も記されていた。
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赤木家
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「兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜」の記事における「赤木家」の解説
赤木 蛍(あかぎ けい) 幼い頃に初恋の相手からもらったドクロの髪留めがトレードマーク。髪は茶髪だが地毛。 兄・圭一の失踪後、母が夜間営業の店を始めたことから、赤木家の家事全般を引き受けている。 深く考える際には身体を動かす癖があり、掃除をし始めることも多い。 赤木 圭一(あかぎ けいいち) 正義感の強い警官だったが3年前に勤務先から帰宅する途中で失踪。警官の制服を着た骸骨姿の幽霊となって蛍の元に戻って来た。 基本的には普通の人からは認識されないが、稀に霊感の強い人間には存在を感じられることがある。圭一のほうからも生きている人間や物質には干渉できないが、悪霊などには触れることもでき、所持している拳銃も悪霊には効果がある。 蛍の父 町工場「赤木興業」の社長。 真知恵 蛍の母。圭一が行方不明になってからは、バーのような店を経営している。姉が2人いて、父(蛍から見れば母方の祖父)が44話で亡くなった。 和也、節、舞 蛍の弟、妹たち。舞はまだ生後4か月乳幼児。
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