譜面の見方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 14:54 UTC 版)
パカパカパッションの譜面は特殊である。縦のゲージにチップが設置されていて、そこを一定の速度でカーソルが進んでいく。プレイヤーはそのカーソルが合ったら、配置されている黄、赤、青、緑のチップに合わせて同じ色のボタンを叩いていく。タイミングが完璧に合ったらPerfect、多少ずれていたらGoodが出る(パカ2以降は早かったら赤色、遅かったら青色で表される)。さらにずれているとnice、大きくズレるか別のチップを叩くとmissと出る。また、カーソルがゲージの最下段まで進むと、再び真上からカーソルが降りてきて、それに伴いチップの配置も入れ替わる。ここが他の音楽ゲームにはない所であり、一応次のチップが分かるように残像は用意してくれているが、このタイミングを掴めないと高得点は取りにくい。 基本は4ボタンでの操作であるが、練習・ノーマルでは赤・青だけの2ボタン操作となっている。PS版では全コースにおいて2ボタン/4ボタンの選択が可能になっている。ただしここでの2ボタンの場合は本来の黄が赤に、緑が青に変化するため曲によっては逆にやりにくくなるケースもある。 譜面は練習・スタンダード・スペシャルが用意されている(パカ2以降はノーマル・ハード・マニアックと区分される)。練習(ノーマル)、スタンダード(ハード)は1Pプレイ時のみ、1曲の長さのおよそ半分の演奏時間になるように調整されている。各パートごとに初級(メロディが多い)、中級、上級、そしてパカ2以降からは超上級の4ランクがある。超上級が一番難しいが、パカ2の中には曲によって上級が超上級より遥かに難しいものがある。なお上級・超上級はチップ数が多い傾向にあるので、スコアリング上高得点を稼ぎやすい。 なお、パカパカパッションはシリーズ通して「複数のボタンを同時に押す作業」が一切ない。しかしクリアの鍵を握るPerfectのタイミングは非常にシビアであり、それ以外の判定は僅かなスコア以外の恩恵をもたらさない。その精度は業務用においては3フレーム(秒間60フレームなので、1/20秒の誤差内)であり、家庭用では差異はあるものの(秒間30フレームに対して、PS版パカ1は1フレーム パカ2以降は2フレーム)厳しいことには変わりなく、この条件下でリズムを正確に叩き込まないといけない。特に上級、超上級はゲージの大半がチップで埋まったような状態になっているので、ある程度の慣れが必要である。 曲の終了時にはパーセンテージ(%)が表示されるが、これは単純にPerfectのみがカウントの対象となる。Missはおろか、GoodやNiceが一度でも出ると100%にならない。例外的に、チップの存在しない部分でボタンを叩いた時に発生するMiss(空打ち)については%表示に影響しない。 音楽ゲームは“ミスさえしなければOK”というルールを採用しているものがほとんどのため、前述の判定のシビアさも相まって『太鼓の達人』などよりも100%を叩き出すことが極めて困難なゲームである。 全作品で、2人のプレイヤーが同じキャラクター(後述)を選ぶ(SPの裏キャラクターは除く)と譜面が正規のものと異なるものが表示され、1P・2Pの左右に分割される。 パカ1で2人のプレイヤーが同じキャラクターを使うには別途隠しコマンドが必要になる。譜面は1小節ごとに交互に表示される。 パカ2では表キャラクター同士の場合は裏キャラクターの譜面を分割したもので比較的均等になるが、裏キャラクター同士の場合は2P側だけミラー状態になるため演奏がしにくい。 パカSPでは、裏キャラクター同士の場合は左右同じ譜面が表示されるようになった。表キャラクターはパカ2同様、裏キャラクターの譜面を比較的均等に分割している。例外的にXL Techno Remixのゲロッパのみ、ゲロッパ同士でも譜面が裏キャラクター(ゲロッパZ)のものが表示される。
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