蔵所町時代とは? わかりやすく解説

蔵所町時代(1945-1952)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/31 06:32 UTC 版)

瀬戸市立図書館」の記事における「蔵所町時代(1945-1952)」の解説

瀬戸川架かる蔵所正面陶磁器陳列館として使用していた建物2階東側半分(23.75坪)を図書館転用陶磁器陳列館は1914年大正3年竣工木造2階洋館だった。記録上の開館日1945年7月1日であるが、愛知県知事から図書館設置認可下りたのは8月7日であり、瀬戸市受理したのは8月12日である。受理からわずか3日後の8月15日には終戦迎えた1945年度の予算には館長司書事務用務員それぞれ1人給料含まれているが、実際に採用されていた職員人数定かでない記録上の開館日である7月1日時点蔵書数は2,412冊だった。愛知県市部では7番目の開館である。開館時瀬戸市にあった文化教育施設瀬戸市公会堂瀬戸市陶磁器陳列館のみだった。元館長の佐兼夫は「軍国主義一色の中で、平和な文化施設図書館生まれたのは、全国でもまれなケース」と述べている。 1945年開館当時館外貸出には5銭を支払う必要があり、さらに保証金10円預ける必要があった。物価高騰によって1946年昭和21年7月17日には値上げされ館外貸出料は10銭、保証金20となったとはいえ実際に館長裁量館外貸出料が無料となっていたともいわれる1946年前半利用者数は約300人/月だったが、1946年後半には600人弱/月に増加した利用者内訳学生39%、児童を含む無職27%、会社員が12.5%、官公吏が10.2%、工員が7%、教員2%農業1%などだった。 1948年昭和23年)には陶磁器陳列館の西隣にある参考館瀬戸市役所西分所)の1階東側25坪)に移転した1950年昭和25年)に図書館法公布されると、同年12月には瀬戸市立図書館設置条例改訂され1951年昭和26年7月利用規約改訂された。これによって保証金館外貸出料が廃止され10歳以上だった年齢制限廃止された。

※この「蔵所町時代(1945-1952)」の解説は、「瀬戸市立図書館」の解説の一部です。
「蔵所町時代(1945-1952)」を含む「瀬戸市立図書館」の記事については、「瀬戸市立図書館」の概要を参照ください。

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