茨華仙(しかせん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 02:34 UTC 版)
「東方茨歌仙 〜 Wild and Horned Hermit.」の記事における「茨華仙(しかせん)」の解説
本作の主人公。動物を導く能力を持つ仙人。名は茨木華扇で、号は茨華仙。 他の仙人同様に妖怪の山に住んでいて、彼女は山に大きな道場(修行場)を構えている。他者から仙人と認識されているが、「仙人みたいな生活をしているのもただの隠れ・・・」と自らの事情を呟きかけ慌てて誤魔化していたり、紫に「貴方、こっち側でしょう?」と言われ動揺するなど、その言動には不可解な点も多いが、その詳細は現時点ではまだ明確には示されていない。 様々な仙術を使用したり多くの動物を使役するなど仙人としての能力は一通り持ち、18話で豊聡耳神子と対面した際には「山の仙人様」と言われ敬意を払われており、更に自分をしのぐ遥かに強い力を感じると評されているなど、仙人としての能力は高いと思われる。 反面、道教や仙人自体の事についてはあまり知らないなど、仙人としての経験、知識は浅いように見受けられる場面も多い。そのことを第三者から指摘されるとムキになったり怒りを露わにする。ただし、第九十五季に発行された文々。新聞で既に仙人として取材を受けており、昨日今日に仙人になったばかりという訳ではないようである。 伊吹萃香や星熊勇儀と面識があることが明らかになっており、地底や鬼と何らかの関係があることが示唆されている。また大豆を見て動揺する、霊夢が豆を投げる動作をすると本気で怯える、豆まきが苦手など吸血鬼であるレミリアと同様の反応をする。 右腕は包帯に包まれていて、包帯の中はもやのようになっている。腕のミイラを探しているらしい。左手首には鎖のついた手枷をはめている。 「茨木の百薬枡」と呼ばれる一升枡を持っている。これに注いだ酒を飲むと怪我や病気が治り、健康ならば一時的に怪力になる。そのかわり、一時的に性格が荒んでいき、病気が治るたびに肉体も鬼に近づいていく。華扇は右腕の傷の腐敗を防ぐために、この酒を飲み続けている。甘党なのか、しばしば菓子を買って食べたり、紅茶にスプーン山盛りの砂糖を入れたりしている。 第四十九話にて発覚したその正体は、鬼の四天王の一体に数えられる鬼であり、二つ名は「奸佞邪智の鬼」。髪が伸び、節のある角が二本生えている。千年前に右腕が切り落とされた際に邪気も失い、仙人を目指した。右腕を見つけたものの、抜け落ちた邪気が籠っており、封印が解けかかっていた。封印しなおすには、一度腕をつけて再び切り落とす必要があり、その役目を霊夢に任せた。 『茨歌仙』以外の作品には『東方三月精 〜 Oriental Sacred Place.』第16・17話に登場している他、『神霊廟』の魔理沙パラレルエンディングでも名前が語られている。深秘録ではプレイヤーキャラクターとして登場。 茨木童子の腕 二つ名は「断善修悪の怪腕」。千年前に切り落とされた華扇の右腕が、意思を持って動き出した姿。見た目は華扇とほぼ同じだが、右腕の爪が鋭く、頭の両脇から角が生えている。 千年前に「妖刀鬼切丸」によって切り落とされたのちに封印され、そのミイラは古寺に放置されていた。華扇によって幻想郷に持ち込まれたが、その時には封印が解けかかっていた。
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