妖怪の山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:20 UTC 版)
幻想郷で「山」と言えば通常は「妖怪の山」を指す。多くの古参妖怪や神々が住み、人間や他の妖怪たちとは異なった独自の文化や社会を築いている。特に天狗や河童は、外の世界を模した高度な技術力を持っている。幻想郷にまだ鬼が居た頃、天狗を従えた鬼神が築いた社会が基盤となっており、妖怪には珍しく組織的な社会となっている。仲間意識が強い反面、排他的で、山に入り込む余所者は追い返そうとする。 木花咲耶姫に砕かれる前の富士山よりも高かった頃の本来の八ヶ岳であり、大昔は荒らぶる火山であった。百年程前に外の世界の八ヶ岳から石長姫が移り住み、不尽の煙が上がるようになったが、人間の里ではこの煙は河童の工場の煙と考えられている。「幻想郷縁起」には妖怪の山についての様々な噂が掲載されている。 山の裏側には「三途の川」へと至る「中有の道」がある。また妖怪の山から流れ出した川が「霧の湖」に注ぎ込んでいる。 『東方風神録 〜 Mountain of Faith.』の1・2面は妖怪の山の麓が、3面以降とExtraは妖怪の山が舞台になっている。『緋想天』では妖怪の山が射命丸文のステージに、頂上付近が永江衣玖のステージになっている。それら以外にも『虹龍洞』など、妖怪の山がステージになっている作品が多い。 守矢神社 守矢神社(もりやじんじゃ)は、妖怪の山の上に建つ神社で、風祝の東風谷早苗と、神様の八坂神奈子、洩矢諏訪子が住んでいる。元々は外の世界に建っていた神社だが、外の世界で人間からの信仰が減少していっており、それを危惧した神奈子が妖怪からの信仰を得ることを画策し、神社ごとに幻想郷に移転、現在に至る。表向きには神奈子の神社となっているが、実際に祀られている神様は諏訪子であり、二柱の協力関係によって神社が成り立っている。外の世界にあった頃は表向きには建御名方神ということになっていた。モデルになった神社は諏訪大社。 『風神録』ステージ5・6・Extraステージ、『地霊殿』Extraステージの舞台になっている。
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