人間の里
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:20 UTC 版)
幻想郷で「里」と言えば通常は「人間の里」を指す。里に住む多くの者は、博麗大結界が出来た際に幻想郷に閉じ込められた人間たちの末裔。幻想郷の人間のほとんどは人間の里に住んでいる。妖怪の賢者が保護していて、妖怪退治を仕事とする者も住んでいるため、人間の里の中にいれば妖怪に襲われることはほとんど無い。里の中には妖怪向けの店も数多く有り、人間だけでなく、妖怪も買い物に訪れることがあるという。 上白沢慧音はこの里に住んでいて寺子屋を開いており、稗田阿求や本居小鈴もこの里に住んでいる。また、霧雨魔理沙の実家である大手道具屋「霧雨店」もこの人間の里に存在する。 『永夜抄』ステージ3は、上白沢慧音によって隠蔽された人間の里が舞台となっている。 命蓮寺 命蓮寺(みょうれんじ)は、聖白蓮が妖怪を受け入れるために開いたお寺。名称は聖白蓮の弟の名前に由来する。 『星蓮船』の事件後、人間の里の近くに「聖輦船」を着陸させて、古い穀倉の姿になった聖輦船を質素なお寺に改装したもの。元々は妖怪のために開いたが、「宝船(聖輦船)が変化した縁起の良い寺」として人間の関心も集まり、聖白蓮は人間も妖怪も分け隔てなく受け入れている。なお、現在の幻想郷には命蓮寺が建立されるまで寺がなかった。 『神霊廟』では、『星蓮船』で寺が建立された場所は仏教の敵になりうる古代の聖人が眠る霊廟の真上であり、聖白蓮は寺を建てることでその封印を試みたらしいと語られている。 『神霊廟』ステージ2・3とExtraステージは、命蓮寺とその敷地内が舞台になっている。 聖輦船 聖輦船(せいれんせん)は、村紗たち妖怪が聖白蓮を救出するために魔界へ向かう際に使用された空飛ぶ船。「聖を乗せるための船」を意味する。元来は霊験あらたかな建物で、村紗水蜜のために村紗が生前に乗っていた舟と同じものに法力で創り変えた光の舟になったという経緯を辿っている。 『星蓮船』の一部エンディングでは、命蓮寺にならずに聖輦船のまま幻想郷を遊覧船として飛行していたり、再び魔界と幻想郷を行き来したりしている。 『星蓮船』ステージ3・4は、聖輦船が舞台になっている。 夢殿大祀廟 命蓮寺地下に広がる洞窟広場。内部には巨大な墓(神霊廟)が建てられており、豊聡耳神子や物部布都らが尸解仙になるためにここで眠り続けていた。聖白蓮の封印が解けた後、神子達は敵である寺の真下にあたる大祀廟に居続けるのは不都合だと感じ、自らが創った仙界に新たに神霊廟を建てて引っ越した。
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