背景その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 23:21 UTC 版)
「ボンボン坂高校演劇部」の記事における「背景その他」の解説
基本的に世田谷区の小田急線近辺が風景として用いられていることが多い。連載当時小田急電鉄は同区内にて複々線化工事を実施しつつあり、工事用地の看板がそのまま描かれたシーン、地上時代の経堂駅ホームなども場面切替の合間のカットに使われている。また、東急世田谷線沿線の風景も登場する。渋谷へ小道具のための買い物に行くシーンなども描かれた。同線沿線は実際に成城学園のような高級住宅街を抱え、芸能人も多く居住し、スタジオなども存在することから、その意味では作品にリアリティを与えるものであったとも言える。情景の定番として、複線の鉄道線路が切通しで貫く丘の片側の道路を、正太郎たちが通学などで通るという絵がよくあり、印象的であった。 連載が進むにつれて時計坂高校の制服なども風俗の変化による変更が加えられた。連載後半では当時流行したミニスカート化やルーズソックスが女子生徒に反映されている。なお、お色気の一環として体操服のシーンが良く見られたが、体操シャツの袖はブラウスなどと同じく腕の付け根で胴の部分と縫い合わせる比較的少数派のタイプであり、袖の色を変えることでアクセントが付けられるなど、工夫が見られる。体操服の上に長袖トレーナーを着たバリエーションもあるが、その場合も下半身はブルマーのまま。 その一方で、作中に登場する『バイオレンス刑事』を巡って登校中の学生達がその話題で持ちきりになるなど、1980年代以前の流行に見られたパターンをモチーフに取り入れている場面もある。
※この「背景その他」の解説は、「ボンボン坂高校演劇部」の解説の一部です。
「背景その他」を含む「ボンボン坂高校演劇部」の記事については、「ボンボン坂高校演劇部」の概要を参照ください。
- 背景・その他のページへのリンク