絹本著色六道絵とは? わかりやすく解説

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絹本著色六道絵

主名称: 絹本著色六道絵
指定番号 139
枝番 00
指定年月日 1963.07.01(昭和38.07.01)
国宝重文区分 国宝
部門種別 絵画
ト書
員数 15
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文: 鎌倉時代作品

絹本著色六道絵

主名称: 絹本著色六道絵
指定番号 1579
枝番 00
指定年月日 1964.05.26(昭和39.05.26)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 絵画
ト書
員数 6幅
時代区分
年代
検索年代
解説文: 時代作品

絹本著色六道絵

主名称: 絹本著色六道絵
指定番号 1866
枝番 00
指定年月日 1986.06.06(昭和61.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 絵画
ト書
員数 3幅
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  六道諸相を大画面展開する図である。絹三枚継ぎ大幅三幅並べた画面は、多少欠損切詰め別にすれば、全形がよく保存され絵具剥落なども比較少ない。構成は、中央全体向かって右の幅の過半また左幅の半分近くまで、中央部大きく占めて地獄責苦様々に描き、これが主体をなしている。その上端部には死者罪業審判者たる十王、右幅の残余部に人道、左幅に餓鬼畜生阿修羅天の各道が表わされる類例乏しいが、中では最も近い形態を示す禅林寺の「十界図」と呼ばれる作品二幅一具においては人道力を注ぐなどのために、地獄はやや簡略であり、聖衆来迎寺の「六道絵」(一五現存)は、地獄中にある八大地獄の各を一幅ごとに描くので、事象豊富さでは本図劣らぬが、八のうち四しか伝わっていない。本図八大地獄完備するのが貴重であって、図中の短冊形記され各地獄名と、描写内容は、ほぼ『往生要集』に基づくと認められる
 本図もう一つ特徴としては、いくつかの説話描写含まれていることがあげられる。最も詳細に扱われるのは、いわゆる目連救母説話であり、目連尊者地獄に堕ちた母を救出し昇天させるに至る数場面が、図中に組み込まれている。その他天竺震旦説話が数件、それぞれ一または二場面で簡潔にわされる。これらに類するものは、目連救母説話早くから取り上げられ京都国立博物館本「餓鬼草紙」等に描かれているほかには、聖衆来迎寺本「六道絵」中の二幅に各一話が表わされるのを見る程度である。
 本図表現は、大和絵伝統的手法則って堅実であり、鎌倉時代後期の作とみなされる
 遺例少な六道絵古作一つであり、図像特色にも富む大作として、注目すべき遺品である。



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