経緯・略歴
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「"X" plosion GUNDAM SEED」の記事における「経緯・略歴」の解説
以下に、制作発表から休止、そして再始動以降の大まかな出来事の略歴を記す。 「"X" plosion GUNDAM SEED」時の動向 2006年5月7日の「ソニーミュージックアニメフェスティバル'06」で発表され、製作などが行われている最中であるとアナウンスされる。 この発表をアニメ雑誌『月刊アニメージュ』や『月刊ニュータイプ』は、それぞれ2006年6月号で表紙記事として取り上げた。 当時の配給は松竹と決定しており、2007年に公開が予定されていた 当時のスタッフィング この時点より、監督はTVシリーズと同じく福田己津央が担当することが決定していた。再始動後も同様である。脚本についても後述する発言などから、TVシリーズメインライターであった脚本家の両澤千晶が深く関与していたと思われる(直接脚本を書いていたかについては不明) 平井久司や森田繁など主要スタッフの多くは『DESTINY』終了後、他社の作品に参加していたこともあり、当時どこまで関与していたかはハッキリしていない。メインメカニックデザイナーだった大河原邦男は当時の書籍インタビューにおいて「SEED劇場版の仕事も進行中」と述べており、メカニックデザインについてはある程度進んでいたことが判明している。(2011年2月10日には大河原が自身のTwitterアカウントにて、劇場版用のメカニックデザインは80%完成していたことを明かしている) 事実上の制作休止へ 劇場版の発表後、一部のアニメ雑誌では若干だが情報が掲載されていたものの、当初の公開年を過ぎても続報が全く無い状態が続いた。 この頃、両澤は『月刊アニメージュ』2008年4月号でのインタビューにおいて「プロットはだいぶ前にできている。自分が(SEEDの製作終了後の時期に病気の手術をしたこともあって、その)療養中で企画は遅れているが、企画がなくなったりはしていない。病状が回復次第取り組みたい」と語っていた。また福田は同年『SEED Club mobile』のコラムで「当初はキラ、ラクスを中心とし「愛情」をテーマにすることを予定していたが、時勢にあわないことを理由にプロット変更をした」という旨を語っており、「『SEED』と『SEED DESTINY』のストーリー、テーマ、絵作り、それらを白紙にして考えている状況」とも語っており、様々な理由で制作が滞っていた事が伺える。 2009年6月、福田は『SEED Club mobile』のコラムにおいて「映画の制作に合わせてスピンオフ企画を考えている」としているものの、『アニメディア』2009年7月号にて、劇場版について「発表は未定だが制作中」と述べるに留まっている。これまで福田は『SEED Club mobile』のコラムなどで劇場版の制作をしていることを明言していたが、再始動前にスタッフが劇場版について公式にコメントしたのはこれが最後となった。 2016年2月19日には両澤が逝去(同月22日に公表)している。 新プロジェクト「GUNDAM SEED PROJECT ignited」以降の動向 2021年5月28日、バンダイナムコグループは上海に建造された実物大フリーダムガンダム立像のオープニングセレモニーにおいて、2022年に『SEED』が放送開始20周年を迎えることを記念し、新プロジェクト『GUNDAM SEED PROJECT ignited』を始動させると宣言。このプロジェクトの中核として「TVシリーズの続編」となる劇場版映画を、福田己津央監督のもとで鋭意制作中であると発表。実物大フリーダムガンダム立像の建造・常設公開についても本プロジェクトに組み込まれた。 オープニングセレモニーで公開された映像で福田がコメントしたところによると『SEED DESTINY』の続きの話にするつもりであり、既存のキャラクターも「軒並み登場する」としている。 本プロジェクトでは他にも新作ゲームの開発、公式外伝コミック『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』の連載などが展開される。
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