紀元前216年:カプア、ローマを離れカルタゴに付くとは? わかりやすく解説

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紀元前216年:カプア、ローマを離れカルタゴに付く

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 13:55 UTC 版)

カプア包囲戦」の記事における「紀元前216年:カプア、ローマを離れカルタゴに付く」の解説

ハンニバル自身は軍の大部分率いてカンパニア向かいカプアとの間にローマとの離脱交渉行ったカプアローマに次ぐ第2の都市であり、この頃から100年ほど前の紀元前312年にはアッピア街道ローマ結ばれており、依然として重要性高かった歴史家ティトゥス・リウィウスによると、100人以上のカルタゴ人が街に入りカプア側の代表であるパクウィウス・カラウィウスとの交渉行った合意内容は以下のようなものであった考えられるカルタゴ高官カプア市民上の権利は有さない カプア市民はその意思反して徴兵されたり訓練受けたりすることはなカプアはその法律裁判維持する ハンニバルカンパニア300人のローマ捕虜送りシチリア島捕虜になったカンパニア人と交換する カンパニア人達は、ローマ知事だけでなく何人かのローマ市民保護名目にして逮捕し浴場監禁したその後浴室温度異常に上げたため、これらの人々はみな死亡したハンニバルとの同盟反対した少数人々追放されキュレネ到着した時点プトレマイオス朝ファラオであるプトレマイオス4世保護されローマ送り返された。 一方ハンニバルカプア入城し指導者裕福な市民歓迎受けた。その中の1人ハンニバル襲撃しようとしたが、直ち捕らえられ殺された。ハンニバル元老院議員召集して、カルタゴとの同盟関係結んだことに感謝し戦闘起こった場合カプア防衛することを約束したハンニバルカプアとの同盟結んだ後にカンパニアでの作戦再開したネオポリス攻略失敗終わったが、続いて無抵抗での降伏期待して軍をノラ向けた。しかし、ハンニバル到着前に法務官プラエトルマルクス・クラウディウス・マルケッルス先に街に入っておりハンニバル攻撃してきた(第一次ノラ戦い)。ハンニバルノラ攻略諦め、ヌケエリア(現在のノチェーラ・インフェリオーレ)に向かい、そこを略奪して火を放ったカルタゴ軍再度ノラ攻撃したが、3,000の兵を失ってこれも失敗し、アケラに向かったマルケッルスノラ城門固く閉ざし歩哨誰も街から出ないように見張らせた。次に敵と内通し反逆者70人を死刑にした。これらの人々財産没収され元老院での許可のもとローマのものとした。その後ノラ出てスエッスラ(en)を見下ろす高台野営したハンニバル当初アケラを無抵抗降伏させることを望んだ。しかし、市民ローマ対す忠誠心が強いことを知り攻城戦開始した。しかし街の防御は不十分であり、多く市民夜中カルタゴ軍塹壕超えて脱出し、まだローマとの同盟関係維持している近隣の都市逃げ込んだハンニバルローマ独裁官選出されマルクス・ユニウス・ペラがカシリヌム(en)に新たな軍団を向かわせていることを知りカプアでの騒乱を防ぐために、アケラを破壊し火を放ったハンニバルローマ軍動き予測して軍をカシリヌムに向けたその時点でカシリヌムの守備兵はプラエネステ兵570名と少数ローマ兵、加えてカンナエでの敗北後増強された460名のみであった食料不足の不安はあったものの、三方をヴォルトゥヌス川に囲まれたこの小さな街を守るには十分と考えられていた。 ハンニバルはカシリヌムに接近し、イサルカという指揮官の下にアフリカ兵を派遣し降伏交渉を行わせた。交渉失敗して戦闘始まったが、ローマ軍何度カルタゴ軍攻撃撃退した。冬が近づくハンニバル野営地防御強化し、カシリヌムのローマ軍攻略諦めていない思い込ませ、実際にカプア近郊に軍の大部分撤退させた

※この「紀元前216年:カプア、ローマを離れカルタゴに付く」の解説は、「カプア包囲戦」の解説の一部です。
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