第70回大会
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「NHK杯テレビ将棋トーナメント」の記事における「第70回大会」の解説
第70回(2020年度)本戦は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響により、改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令された4月7日にNHKが「ニュースなどを除いて外部からの出演者を入れた収録や生放送を当面見合わせる」と発表した為、4月26日放送の1回戦第4局松尾歩-出口若武戦を最後に収録が停止された。5月3日放送分は前年度の69回大会の決勝戦、5月10日放送分は70回大会の女流棋士出場者決定戦をアンコール放送した後、4週にわたりNHK杯戦アーカイブスと題して第38回(1988年度)での羽生善治(当時五段)と当時の名人経験者4人(大山康晴、加藤一二三、谷川浩司、中原誠)との対局を再放送した。この間は放送終了時間を11:54に繰り上げており、11:54 - 12:00は「新型コロナウイルス 医師が伝えたいこと」の放送に充てられた。6月7日の放送終了前の画面と12日に更新された公式サイトにて14日よりの放送再開が告知され、6月14日放送の谷川浩司-中村太地戦からトーナメント再開となった。 トーナメント再開ととも感染対策としてセットを一新し、囲碁と同様に椅子に座っての対局になった他、対局者の前にアクリル板が設置された。対局者のほか、従来は対局場に同席していた棋譜読み上げと記録係のうち、棋譜読み上げ担当はスタジオ内の離れた場所(正面撮影カメラの脇に席が設置されている)で棋譜読み上げを行なうようになった(対局開始の挨拶時のみ登場し、開始後は自席に移動しテレビ画面に登場しない。棋譜の確認は盤面をモニタで確認しながら行なっている。)。また、解説用の大盤は従来より大型化して、大盤の左側にいる司会と右側にいる解説者の距離が若干広がり、司会のサイドにはアクリル板が設置されたため、大盤の駒操作は解説者が単独で行うようになった。対局後に感想戦を行う場合は、大盤解説者のみが記録係の席に着席(記録係は退席)する形になり、司会者は挨拶時の棋譜読み上げ担当同様に対局席の斜め前に立つ形となった。 なお、1回戦のうち以下の5局は深夜に放送され、トーナメント表の変更は行われない。 第11局:郷田真隆 - 青嶋未来:7月25日 0:50 - 2:20(7月24日深夜) 第12局:畠山鎮 - 長谷部浩平:7月26日 0:30 - 2:00(7月25日深夜) 第14局:菅井竜也 - 渡辺大夢:8月1日 0:50 - 2:20(7月31日深夜) 第15局:阿久津主税 - 斎藤明日斗:8月2日 0:30 - 2:00(8月1日深夜) 第17局:佐々木慎 - 西山朋佳:8月7日 0:45 - 2:15(8月6日深夜)
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