第2回全国ストライキと運動の収束とは? わかりやすく解説

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第2回全国ストライキと運動の収束

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 05:47 UTC 版)

チリでの学生運動 (2006年)」の記事における「第2回全国ストライキと運動の収束」の解説

2006年6月3日高校生調整会議はInternado Nacional Barros Arana校で打合わせ行った。しかし、会議では強硬派妥協派の対立起こったこの後議長のセサル・バレンスエラは辞任表明した(ただし理由は「病気の母の看病」)。この頃からさまざまな憶測例えサンティアゴやプロビデンシア(英語版)の伝統校のいくつかがジリッチ教育長官と個別会談しているであるとか、強硬派チリ共産党スポークスマンであるマリア・サンウェーサが辞めさせられた、などが広がっていった。高校生調整会議はこれらの噂話否定し運動弱めるための政府策略であるとの見解発表した100上のグループ6月5日月曜ストライキ支持し左翼団体マヌエル・ロドリゲス愛国戦線英語版)(FPMR)の呼びかけによる抗議デモにも参加する旨を表明した。ただし、学校内での平和的活動をすべきだという学生リーダー少なくなかった。FPMRの誘いに関して政府拒絶反応強く政府事務局長のリカルド・ウェベール(英語版)は「非難すべきことである(repudiable)」と発言している。それに対して学生らは、FPMRが自身考えデモをするのは自由であるが、その責任全て彼らがとるべきであるとの見解表明した結局そのストライキは、予定通り月曜日実施され高校生加えて大学生高校教師トラック運転手労働者組合協力した午前中は、プラサ・イタリアの付近での無許可デモ行進や、タイヤが2箇所ほどで放火されるなど若干小競り合いがあったものの、概ね平静に進められた。活動内容は、国内の場所によって差が見られた。プンタ・アレーナスでは活動がほとんどなかったが、ビオビオ州では140以上、イキケでは58コイアイケでは9の組織学生らに占拠された。イースター島には高校1つしかなかったが、そこでも実施された。平和的デモ行進は、オソルノプエルトモントラ・セレーナバルパライソなどで1万2千人参加して行われたサンティアゴでは、占拠され学校大部分で、校内文化的に抗議活動が行われた。最も大規模な活動をしたのはインスティトゥート・ナショナルとチリ大学メインキャンパス付近のものだった。しかし、午後になると次第暴力沙汰多くなり、チリ警察動員され騒ぎとなったその後警察催涙ガス放水でインスティトゥート・ナショナルに攻撃しかけた。それは、学生センター長のヘルマン・ウェストホフに言わせれば警察による挑発行為だった。この日、この騒ぎ240人が拘留された。 6月6日学生集会内政担当長官宛に手紙書き6月1日バチェレ大統領提案した大統領諮問委員会について詳しい議論をしたいと申し入れた。その委員会学生教師学校管理者教育専門家、その他を含み、その半数学生なければならないとも要求された。しかし、政府はそれを決めるのは大統領権限であるとして、学生側要求蹴った6月7日大統領73人のメンバー発表したその内高校生の席は6つだった。 チリ大手紙エル・メルクリオ(英語版)は6月7日サンティアゴ50学校全国175学校ストライキ終了し平常状態に戻った別の新聞ラ・テルセーラ(英語版によればストライキ終了した学校は約500であった6月9日学生集会委員会出席しストライキ学校占領中止することに合意した

※この「第2回全国ストライキと運動の収束」の解説は、「チリでの学生運動 (2006年)」の解説の一部です。
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