第2ラウンド1組、メキシコ - アメリカ戦とは? わかりやすく解説

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第2ラウンド1組、メキシコ - アメリカ戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:03 UTC 版)

ボブ・デービッドソン」の記事における「第2ラウンド1組、メキシコ - アメリカ戦」の解説

同年3月16日行われたメキシコ - アメリカ戦の2回表のアメリカ攻撃無死一塁バーノン・ウェルズ左翼方向飛球打ち上げた左翼手走り込みながらウォーニングトラック前で捕球し中継遊撃手へ、遊撃手から一塁手送球された。一塁走者アレックス・ロドリゲス左翼手捕球時、二塁付近におり、そこから一塁スライディングしながら帰塁した。遊撃手アウト確信しガッツポーズをしていたが、一塁塁審のデービッドソンはこれをセーフ判定した。 さらに3回裏、メキシコマリオ・バレンズエラロジャー・クレメンスから放った打球右翼ポール際に飛び直接ポール中ほど当たって大きく撥ねフェアグラウンド戻ってきた。打球直接ポール当たったであれば本塁打であるが、一塁塁審のデービッドソンは「ホームラン」の宣告をせず、これをボールインプレイとした(球がフェンスの上方を越えた時点で、ボールインプレイという判断ありえない)。メキシコ激しく抗議したが、マウンド付近に審判団集まって協議した結果責任審判であるデービッドソンは二塁打宣告したメキシコはさらに、ボール付着していたポール黄色塗料審判団だけでなくテレビカメラにも見せ付けるなど強くアピールしたが、結局判定は覆らず、無死二塁としてプレー再開された。 このプレイスタジアム内のスクリーン何度もリプレイされ、その判定が「誤審」としか見られない状況映し出されたことで場内騒然となった。 メキシコ第2ラウンド進出絶望的な状況にあり、試合前日には練習休んでディズニー・ワールド遊んでいたが、この判定奮起直後ホルヘ・カントゥ適時打先制すると、5回裏にも追加点奪い、8人の継投リード守り切って2 - 1アメリカ勝利した。この結果、1勝2敗で日本アメリカメキシコが並ぶことになったが、失点率(総失点守備イニング数で除した値)が最も低かった日本準決勝進みアメリカ第2ラウンド敗退決定した試合後、メキシコのフランシスコ・エストラーダ監督は「球場全体本塁打だと思ったはずだが、審判だけがそう思っていなかった」、打者バレンズエラは「あの細長い物がフェンス見えたんだろう」と皮肉を交えたコメントをした。前述日本戦の判定続いて野球発祥国であり大会主催国でもあるアメリカ意図的に勝たせようとした判定とも取れ誤審続いたためか、同じくメキシコ代表選手ゴンザレスエイドリアン・ゴンザレスエドガー・ゴンザレスのどちらなのかは不明)は試合後「我々が次のステージへ進むことは適わなかった、しかし残されていた最後のもう1つ椅子に座るのにアメリカふさわしくないチームだった。我々が日本をその席につける力になれたのなら幸せだ」というコメント残している。先述の「今大会MVPはデービッドソンだ」は、このメキシコ代表の大奮起促しアメリカ代表敗退させたことへの皮肉でもある。 なお、この試合勝利を収めたメキシコには、日本始めとして各国から賞賛の声が上がり日本メキシコ大使館には「お礼電話」や「感謝電報」、メキシコチームに対す賞賛電子メール多数届いたという。

※この「第2ラウンド1組、メキシコ - アメリカ戦」の解説は、「ボブ・デービッドソン」の解説の一部です。
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