第一次星間大戦とは? わかりやすく解説

第一次星間大戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/15 15:09 UTC 版)

第一次星間大戦(だいいちじせいかんたいせん、Space War I)は、テレビアニメ超時空要塞マクロス』の作品舞台となる架空の戦争の名称。資料によっては、「第一次星間戦争」と表記される場合もある。作品世界内における西暦2009年2月から西暦2010年3月にかけて、地球人類と異種族ゼントラーディとの間で行われる宇宙戦争。「第一次」とあるが、現時点では第二次以降の星間大戦が明確に設定されているわけではない。


注釈

  1. ^ 本作発表当時、ノストラダムスの大予言が話題となっていたことから、落下時期は「恐怖の大王」が降りてくるとされた時期に合わせている[1]
  2. ^ ただし、艤装は完全に終了しておらず、OTM艦首主砲以外の副砲や対空砲などは見せ掛けだけの張りぼてであった。
  3. ^ 進宙式の前日、統合軍総司令部はゼントラーディ軍または監察軍と接触しても、決して先制攻撃はしないという方針を決定したばかりであった。
  4. ^ 副砲等の艤装も順次行われ、第27話「愛は流れる」では、副砲からも砲火が放たれているのが確認できる。
  5. ^ 反統合同盟の参加国を吸収し、地球統合政府が名実ともに樹立してからわずか3か月。
  6. ^ 本隊にあたる艦隊は基幹艦隊と呼ばれ、機動要塞を中心におよそ500万隻に及ぶ艦艇で構成されている。
  7. ^ 異星人の存在を隠蔽するために、南アタリア島の住民は反統合勢力の攻撃で全滅したことになっていた。
  8. ^ グランドキャノンIは2010年1月に完成しており、統合軍上層部にはグランドキャノンの威力を見せ付けることで、この戦争に勝利、または停戦交渉に持ち込めるであろうという甘い認識であった。報告が行われた時点で、すでに発射予定日すら決定していた。
  9. ^ 統合軍には完成された宇宙戦艦がマクロス1隻だけであり、援護できるだけの戦力がないというのが実情だった。
  10. ^ ブリタイ自身、部下からの報告や捕虜となった一条輝、早瀬未沙らとの接触から文化に感化されはじめており、ボドルザーから上官への口のききかたがぞんざいになったと指摘される。
  11. ^ 『マクロスF』の小説版『マクロスフロンティア』では、この数値はあくまで統合政府管轄内での統計数値であり、反統合勢力圏内の数値はカウントされていないとされている。それらもすべて含めると数億人程度の人類が生き残ったのではないかという希望的憶測が描写されている[4]
  12. ^ マクロス艦内でも、西暦2009年2月の出航当時約5万8000人だった民間人は、この時点で4万人にまで減少していた[3]
  13. ^ 劇場版では作中に放射能中和剤が登場し、放射線被曝も手軽な手段で無効化できるようになっている。
  14. ^ 表向きは希望者という形であったが、実際はゼントラーディ人の闘争本能肥大化等の実態が判明し、巨人族のままでは人類もプロトカルチャーと同じ運命を迎えかねないとの新統合政府の判断により、全ゼントラーディ人のマイクローン化計画が推進されていた[6]。この事実はゼントラーディ人には知らされず、少なくとも地上の全ゼントラーディ人がマイクローン化するまでは、機密として秘匿されることとなる[5]
  15. ^ 再生管理プログラムのフォローなしで、地球の生態系全体が自然繁殖できるようになるには数十万年単位の年月が必要であると試算されている[5]。2011年には管理外地域で野生のタンポポが発見される。また、動物のクローンに関しては倫理上の観点から、人間など霊長類の複製は行われず、ペットなどの小動物のたぐい程度であった。
  16. ^ 『ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1バルキリー』によると、同艦級はアームドⅡ級(アドヴァンスド・アームド級)の可能性がある。
  17. ^ この大修復によって、劇場版のマクロスに近い形状へと変化している。『超時空要塞マクロス Flash Back 2012』において、大修復中のマクロスを映像で確認できる。以後もマクロスは地球人類の象徴であり続け、2040年代においても新統合軍の中枢指令所として機能している。2059年9月のバジュラ襲来の際にも、マクロス・シティ中央でマクロスは健在である。
  18. ^ マクロスエース』に掲載されているテレビ版準拠の『超時空要塞マクロス THE FIRST』では、劇場版と同様に進宙式典のイベントとして予定されていたが、ゼントラーディ軍と交戦状態に入り、開催は事実上中止になった描写となっている。
  19. ^ 小説版では、この飛行はスカル隊の航路パトロールの下見という飛行計画書もフォッカーに提出されており、事前に一条による隠蔽工作が行われていた。しかし、発覚の際にフォッカーは一条を叱責することなく、逆にその行動を褒め称える。
  20. ^ 捕獲からここまでの期間、ブリタイ艦はフォールド航行を行っており、5人にとっては捕獲されてから数時間もしくは数日しか経過していない。
  21. ^ 2003年10月に発売されたPlayStation 2版『超時空要塞マクロス』では、グローバル艦長の「生き残った人類は我々だけだ」という台詞がある。

出典

  1. ^ 河森正治「ルーツ・オブ・マクロス」『マクロス・パーフェクト・メモリー』みのり書房、1983年、233頁。
  2. ^ a b c d e f g h i 河森正治「空白の2年間」『マクロス・パーフェクト・メモリー』60頁。
  3. ^ a b c d e 河森正治「空白の2年間」『マクロス・パーフェクト・メモリー』61頁。
  4. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2 ブレイク・ダウン』角川書店、2008年、11頁。
  5. ^ a b c d e f g 河森正治「空白の2年間」『マクロス・パーフェクト・メモリー』63頁。
  6. ^ 河森正治「空白の2年間」『マクロス・パーフェクト・メモリー』62頁。
  7. ^ 小太刀右京『マクロスフロンティア Vol.2 ブレイク・ダウン』116頁。






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