端子類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 17:14 UTC 版)
通常は、表面や背面にビデオデッキやゲーム機、BDレコーダーなどの機器を接続するための端子類を備える。 入出力端子の種類には主に F型(アンテナ)端子(VHF/UHF、BS・110°CS) コンポジット(RCA)端子 S端子、コンポーネント端子 ステレオまたはモノラルの音声端子(通常、映像端子と1対) RGB21ピン コンポーネント端子、D端子 ステレオミニ(ヘッドホン)端子(またはモノラルミニ(イヤホン)端子) HDMI端子 i.LINK端子 電話回線端子(インターネット接続用) LAN端子(インターネット接続用) Irシステム端子(名称は機種・メーカーによって様々) などがある。 なお地上波用のアンテナ端子は、現在VHF/UHF混合入力の同軸75ΩF型端子が1個の物が主流であるが、1990年代まではVHF・UHF分離型(端子が別々)の物が多かった。さらに1980年代までのテレビはVHF端子が同軸75ΩF型でUHFはフィーダー直付け(300Ω)であり、1970年代以前のテレビではVHF端子も同軸・フィーダー直付けタイプであった。アンテナからの給電線(フィーダー)の方式によるため、変換器や混合器が必要になる場合もある。共同受信で地上波とBSが混合伝送の場合はBS・UV分波器が別途必要。また地デジへの移行期にはTV&BDレコーダーのアンテナ入力端子はメーカーによりアナデジ(※110°CS/BS端子を含むと3端子があった)別々端子と、アナデジ(※110°CS/BS端子を含むと2端子になった)混合端子の二通りあった。 ビデオ機器の外部記録媒体の主流がDVDであった時代には、パーソナルコンピュータ向けのビデオカード(グラフィックスカード)と接続するためのDVI端子を搭載していた。デジタル周辺機器の接続を考慮したi.LINK端子を持つ機種もあった。Blu-ray Discの時代になると、外部映像入力インターフェイスは映像と音声を1本の接続ケーブルで伝送できるHDMI端子が主流となっている。 映像の色合い、明るさ、垂直同期等や音の左右のバランスの調整については、1990年代[要出典]まではツマミなどによりアナログ的に調節する物が多かったが、近年[いつ?]はほとんどがボタンやリモコンを使用したデジタル化プリセット方式となっている。 1980年代後半頃は、ミニコンポのように本体部分とスピーカー部分を分離した製品も存在した。近年[いつ?]でも三菱電機やシャープなどがスピーカー分離タイプの新製品をリリースしたことがある。
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