端子類/コネクタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:18 UTC 版)
「ユニバーサル・シリアル・バス」の記事における「端子類/コネクタ」の解説
USB Aオス (plug) 側コネクタ USB Bオス (plug) 側コネクタ USB Aメス (receptacle) 側コネクタ USBミニAオス (plug) 側コネクタ USBミニBオス (plug) 側コネクタ USBマイクロBオス (plug) 側コネクタ USBマイクロBメス (receptacle) 側コネクタ USB 3.0 マイクロBメス (receptacle) 側コネクタ USB 3.0 マイクロBオス (plug) 側コネクタ USB Type-C オス (plug) 側コネクタ USB Type-C メス (receptacle) 側コネクタ 端子類/コネクタの形状はUSB 2.0までは転送プロトコルと同じ規格で、3.0以降は転送プロトコルとは独立した規格で定められている。ミニA端子B端子、ABソケットについては拡張規格であるUSB On-The-Go規格内で定められている。定義されている端子形状には以下のものがある。 USB 2.0までの対応品USB Aプラグとソケット (Standard-A) USB Bプラグとソケット (Standard-B) ミニUSB仕様ミニAプラグとソケット ミニBプラグとソケット ミニABソケット マイクロUSB仕様マイクロAプラグとソケット マイクロBプラグとソケット マイクロABソケット USB 3.0までの対応品USB Aプラグとソケット (Standard-A) USB Bプラグとソケット (Standard-B) マイクロBプラグとソケット USB 3.1までの対応品USB Aプラグとソケット (Standard-A) USB Cプラグとソケット A端子類はコンピュータ本体やハブ(下流・デバイス接続側)に、B端子類は周辺機器やハブ(上流・ホスト接続側)に使われている。ミニB端子類は、デジタルカメラなどの小型デバイスに使用される。端子形状を変えることにより接続方法を制限し、バストポロジーの木構造が保たれるように配慮されている。 ミニABソケット(メス側コネクタ)は、ミニAプラグとミニBプラグのどちらでも接続できるものであり、マイクロABソケット(メス側コネクタ)についても同様である。詳しくはUSB On-The-Go参照のこと。携帯情報端末やスマートフォンなどの一部で使われている。これらの搭載機はパソコンに接続する場合は『子機』として動作し、単体の場合は他のUSB機材を接続して『親機』として使うことを前提としている事と小型化のために採用している。使用時は接続ケーブルを交換することでどちらの動作をすべきなのかを判断している。本体側もUSBホスト機能を内蔵している。 USB 3.0まで対応出来る端子とソケットが2008年11月から新しく仕様に加わった。従来どおりUSB 1.1以降での上位互換性を守り、USB 3.0まで対応可能な端子とソケットはUSB 1.1以降の物との混用が可能である。USB 3.0でのピン数の増加に対応して新たな端子とソケットは、USB 2.0までの規格形状を満たしながら、奥まった位置 (A) や2段重ね (B)、横位置(SideCarと呼ばれる横並びの配置、Micro-B)に追加の端子が増やされた。(この増やされた端子の分だけ、USB 3.0のBコネクタ、Micro-Bコネクタは、USB 2.0までのBコネクタやMicro-Bコネクタよりも大きく、USB 3.0用の接続ケーブルをUSB 2.0機器に接続することができない。) どの世代においても、端子は、データ端子よりも電源端子の方が長くなっている。これは、機器が挿抜される際、電源が入っていない状態でデータ端子に電圧がかかり、機器を破損するのを防止するためである。 補足:WACOMが出していた液晶タブレットPL-550はミニDINコネクタ4ピン形状のコネクタを採用している。しかし、ピンアサインはS端子ともADB (Apple Desktop Bus) とも異なる。現在、日本国内でこのケーブル単体での入手は困難である。
※この「端子類/コネクタ」の解説は、「ユニバーサル・シリアル・バス」の解説の一部です。
「端子類/コネクタ」を含む「ユニバーサル・シリアル・バス」の記事については、「ユニバーサル・シリアル・バス」の概要を参照ください。
- 端子類/コネクタのページへのリンク