私立梅園学園
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雪が上京後、梅子により強引に転入させられ、通うことになった高校。 前田 朱利(まえだ しゅり) 声 - 宮本侑芽 1年C組。雪のクラスメイト。当初は津軽三味線愛好会の唯一のメンバーであった。津軽三味線をやるようになったきっかけは、彼女の祖母がかつて少女時代に疎開先で聞いたという津軽三味線の曲の手がかりを掴み、それを祖母に聞かせてあげたいという一心からである。その曲とは雪の祖父・松吾郎が30年かけて作り上げた即興曲「春暁」の一部であった。後に、雪が自分なりの解釈を入れた「春暁」を演奏したことで、祖母に聞かせたいという夢は叶えられた。その後は雪を目標に据え、彼の腕前に近づくために津軽三味線を続けることを決意する。 山里 結(やまざと ゆい) 声 - 近藤玲奈 1年B組。朱利の友人で幼馴染。ゲームや漫画が好きなオタクで、またゲーム愛好会部員でもある。ある日偶然、テレビで流れた雪の演奏を耳にし、以来雪の演奏に惹かれる。朱利に付き合って津軽三味線を一緒にやっているが、当初は津軽三味線愛好会には入っていなかった(後に入部)。 海人のことが好きなものの、海人はその気持ちに一切気づいておらず、朱利に好意を持って彼女ばかり構っている。そのことへの嫉妬と、朱利の優柔不断さなどに時折苛立ち感情的になる面があった。松吾郎杯団体戦の直前、メンバーを前に朱利と比較した自分のコンプレックスを吐き出したことで、朱利との友人関係はより強固なものになったようだ。 矢口 海人(やぐち かいと) 声 - 岡本信彦 2年生。朱利と結の幼馴染。幼少時に友人と共に朱利へ意図せず嫌がらせをしてしまっていたことから、朱利の男嫌いの原因となっていた。実際は朱利に好意を持っているが、その想いには気付いてもらえず、朱利と親しくなりつつある雪に対抗心を燃やしていた。 父親は有力政治家つきの弁護士。その父親からは跡を継いでほしいと思われているが、本人はプロサッカー選手の夢を持っており、またスポーツ推薦で梅園学園に入学できるほどの才能があった。しかし入学直後の練習試合による膝の故障により、サッカー選手としての生命を絶たれる。そのため、才能を活かそうともしない雪に苛立ち、津軽三味線同好会への入部を賭けて雪にサッカー勝負を挑み、結果として入部することとなった。学業成績も優秀で常に学園3位以内に入っている。 永森 雷(ながもり らい) 声 - 鈴木達央 2年A組。団体戦に数合わせの助っ人として出るため、手芸部と掛け持ちで津軽三味線愛好会に入部する。オネエ言葉で喋り、手芸部の女子たちととても仲が良い。手先が器用で、普段は手芸部の女子たちと一緒に編物などをしている。 父親は噺家の米福であるが、両親は既に離婚しており、母方に引き取られたため姓が異なる。幼いころより三味線の師範である母親から、半ば強引に三味線を習わされた。弾く三味線は太棹の津軽三味線ではなく、細棹のほうである。将来は三味線で米福の演目に曲をつける演奏をしたいと思っている。 小薮 啓子(こやぶ けいこ) 声 - 高柳知葉 津軽三味線愛好会の顧問を務める若い女性教師。緒方洸輔(神木清流)に惚れており、顧問になったのも彼と連絡を取りたいため。三味線については全くの素人であるため、大俵に指導を依頼している。 教頭 梅園学園の生き字引。小藪に緒方洸輔の情報を伝える。
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