看板広告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 14:27 UTC 版)
バックネットのフェンス広告は2004年(平成16年)から電動により広告パターンを複数出せるようになっている。オールスターゲームが開催される場合は、オールスターゲームの冠スポンサー(2006年まで三洋電機、2007年はガリバーインターナショナル、2008年から2016年までマツダ、2017年からはマイナビ)の広告を掲出している。日本シリーズが開催される場合もオールスター同様に冠スポンサー(2011年から2013年までコナミ、2014年からは三井住友銀行)の広告を出している。 外野に12枚(左翼6枚、右翼6枚〈開設当初は9枚:左翼5枚、右翼4枚〉)の巨大看板が設置されている。プロ野球開催時にこの巨大看板に直撃するホームランを打った選手に対して「東京ドーム・ビッグボードホームラン賞」として100万円の賞金 かそれに相当するスポンサー商品が贈呈される。 ビッグボード広告は2022年現在、インターネットイニシアティブ、麒麟麦酒、スターツコーポレーション、日本テレビ放送網、玉川衛材、Cygames、バンダイナムコホールディングス、木下グループ、ローソンエンタテインメント、セコム、旭化成ホームズ、シマダヤの12社。ボード広告ではないが、巨人戦の際にオーロラビジョンの自由表示部がプレイ中に「クラブジャイアンツ・G-po」の広告として固定表示される。なおオールスターゲームおよび巨人が出場した際のポストシーズン・ゲーム(クライマックスシリーズ、日本シリーズ)では看板に当たるホームランが出ても、賞金・賞品は出ない。 かつてはライト側の柱広告に直撃するホームランを打った選手に300万円の賞金が贈呈されていたが、契約終了により2006年(平成18年)に廃止されて広告が撤去された。 東京ドームは、消費者金融の会社の広告を一切出していない。以前に大阪近鉄バファローズが消費者金融のアコムとスポンサー契約を新たに結び、ヘルメットに同社名を記したことを、巨人の渡邉恒雄オーナーが「プロ野球の品位を汚す。消費者金融の広告など、子供に見せられない。東京ドームは、消費者金融の広告は一切ない」と痛罵したが、その発言時は東京ドームでも同業のプロミスの広告が出されていた。その後シーズンオフに、次年度の広告掲載の契約更新の際、東京ドームがプロミスに「来年の広告掲載の更新は見送って欲しい。状況を理解して欲しい」と更新を行なわない旨を通達し、プロミスも了承し、消費者金融の広告は一切排除された。 バックスクリーンは開場当時は両サイドの広告(同一企業のもの2枚)を貼るのみだったが、その後中央部分に「プリズマビジョン」と呼ばれる回転板が張られるようになった。 かつては室内広告として、試合約40分前、3回裏、5回裏、7回裏のグランド整備の間、ゲームセットコールの直後と客出しの間の15 - 20分間に、ビッグヴィジョンへ生中継できるカメラとサンプル商品などを投下する3つの小型気球、それぞれを装備可能な無人飛行船が飛行しており、巨人勝利の際はヒーローインタビューのTVのカメラフレームに入り込むように飛行していた。 先述の通り、2022年の映像装置の大型化により、従来の看板型のものから電光掲示板へのサイネージ表示を採用したことで様々な広告パターンを表示できるようになったが、ビジョンに打球を当てた場合の賞について検討しているという なお、2022年4月26・27・28日に開催された日本ハム対オリックス戦においては、下記の通常広告を提供する各社のものではなく、日本ハム球団のオフィシャルスポンサーの一つ・「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」が提供したビッグポッカコーヒー・オリジナル(デザイン監修:同球団監督・BIG BOSS(新庄剛志))のものが表示された
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