発射実験
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「テポドン (ミサイル)」の記事における「発射実験」の解説
「北朝鮮によるミサイル発射実験 (1998年)」、「北朝鮮によるミサイル発射実験 (2006年)」、「北朝鮮によるミサイル発射実験 (2009年)」、「北朝鮮によるミサイル発射実験 (2012年4月)」、および「光明星3号2号機」を参照 発射場は舞水端里と東倉里にある。1998年、2006年、2009年の発射実験では舞水端里の発射場から東方の日本列島上空を通過する軌道で発射している。東向きに発射することは、地球の自転を利用する関係上、打ち上げに有利であるが、通常、人口密集地を含む他国の上空を通過させることは安全保障上忌避される。イスラエルはこの配慮から、西向きの地中海を打ち上げ区域に設定している。 2012年の発射実験では、舞水端里の発射場よりも大型で新しい東倉里の発射場から衛星光明星3号を極軌道に乗せるために、石垣島付近を通過する軌道となる南方に向けて発射している。このうち12月の発射では光明星3号2号機を軌道に投入することに成功している。
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発射実験
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「北朝鮮によるミサイル発射実験 (1998年)」を参照 1998年(平成10年)8月31日に咸鏡北道花台郡舞水端里から東へ発射され、津軽海峡付近から日本列島を越えるコースを飛翔した。当初は自衛隊レーダー情報の解析から「着弾」予想地点は秋田県北部(大館市付近)沖とされていたが、後に第1段目は日本海に、第2段目以降は太平洋に落下していたことが判明した。さらに固体燃料と見られる第三段目も存在し、点火され短時間飛行していた。 小渕恵三首相を初めとする日本政府、マスコミは日本上空を飛翔し太平洋に到達するミサイルを北朝鮮が開発していたことに衝撃を受けた。海上自衛隊は護衛艦を落下地点に派遣して飛翔体を捜索したが発見することはできなかった。このミサイル発射実験を受けて、日本政府は情報収集衛星とミサイル防衛システムの導入を決定した。2003年に1基目の情報収集衛星が打ち上げられた。 発射から数日後に北朝鮮は発射時の映像を公表し、人工衛星の「光明星1号」をロケット「白頭山1号」を用いて打ち上げ、衛星の軌道投入に成功したと発表した。しかし他国の宇宙開発機関や軍事機関によって、軌道上にあるとされる衛星の存在は一切確認されておらず、国際社会では、光明星1号が軌道に投入されたとは看做されていない。
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